2025年11月11日火曜日

如来御回在

融通念仏宗奈良の神社寺院からの続き

2年前の今ごろ散歩で見かけた謎のマイクロバスと鉦を鳴らす坊さんの行列。今年も11月9日の朝の散歩で,鉦の音を聞きながら田んぼを抜けて集落に入ると融通念仏宗のマイクロバスが停まっていた。お坊さんは歩いていたが鉦を鳴らしながらの行列進行は見逃した。

その謎が11月11日(中国の独身者の日)の散歩で解けた。道すがらの融通念仏宗のお寺に「如来御回在」のポスターが貼ってあったのだ。さっそく,調べてみると,Kimi,DeepSeek,Grok,Claude,は全滅で浄土真宗の何とかというそれらしいフェイクが出てきた。正解だったのは,GeminiとChatGPTだけだ。

それらの回答をClaudeにまとめてもらうと,

 如来御回在(にょらいごかいざい)、または単に御回在(ごかいざい・おかいざい)とは、融通念仏宗に伝わる独特な巡回行事です。
行事の特徴
 総本山・大念佛寺(大阪市平野区)のご本尊「十一尊天得如来」の掛け軸を奉持し、僧侶や信者が末寺や檀家の家々を一軒ずつ訪問します。鉦(かね)を「カンカン」と打ち鳴らしながら巡回し、各家で掛け軸を掲げて先祖供養や家内安全の祈祷を行います。
 通常の仏教行事では信徒が寺に参拝しますが、御回在は「ご本尊が信徒の近くまで来てくださる」という珍しい形式で、他の宗派にはあまり見られない特色を持っています。
 奈良県方面の「大和御回在」は、毎年9月初旬から12月中旬にかけて約92日間実施されます。3年に一度の「山中回り」の年には100日間に及びます。地域や寺院によって訪問日程が異なるため、事前確認が必要です。
歴史と意
 この行事は、宗祖・良忍上人が諸国を回って念仏を広めた姿を再現したもので、江戸時代初期(1618年頃)に36世・道和上人の時代に行事として確立されました。念仏の教えを広め、地域の信仰を支える大切な伝統として、現在も受け継がれています。



写真:大念仏寺のマイクロバスと如来御回在のポスター


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