メディア・ポートフォリオ(3)からの続き
話を元に戻して,昨今の世界情勢や社会情勢を理解するためのメディア選択における自分の現下の偏ったメディア・ポートフォリオについて振り返りながら反省する。
(1)旧メディアの新聞・テレビ:日本経済新聞はほぼ惰性で購読しているけれど,政治欄はあまり信用しない。NHKのニュースや報道番組は眉に唾をつけながら見続けているが,キッチリ洗脳されている。民放には,報道特集とサンデーモーニングくらいしかないが,後者はかなり微妙でおかしい場合も多い。
(2)YouTubeチャンネル:外国特派員協会(*)・日本記者クラブ(話を聞いてみたい人がときどきでてくる),一月万冊(同じネタを同じメロディーで繰り返しているので最近見なくなりつつある),菅野完(かなりバイアスがかかっているが,ときどき必要な視点を提供してくれる),じゅんちゃん(菅野完のパクリ的要素が見られるが,専門家に果敢にアクセスしている),横川圭希(DELIさんの番組で話がきける),町山智弘(バークレー在住,ほぼ納得できる)。
(3)Twitter,ブログ:コロラド先生(情報分析はまじめにやっている),なすこ(話題になる事象を的確にとらえて表現している),外山恒一(まともなことを話している場合が多い),小田嶋隆(文章の技術はすごいかも),孫崎享(外務省OBで金沢大学附属高出身)。
問題ごとに最適化された専門家を探して,プッシュ型で更新情報を取り入れる仕組みができればいいが,それを自動化するのは難しそうだ。本来はそれがマスメディアの機能なのだが,日本では壊滅状態かもしれない。ニュース番組は,自力での取材能力が欠如して思いの外ネット情報に依存してしまっている。だから怪しい専門家も平気で登場させている。となると,BBCやCNNなどの記事リストが一番ということになるのだろうか。
そういう意味で,ソーシャルニュースサイトのRedditには関心があるが,日本語コミュニティが形成されているのかどうか。いずれにせよ,インターネットの情報チャンネルは英米圏に極端に偏ってしまうのが難点だ。
P. S. 3月17日11:00-12:00,ウクライナでの核使用可能性(Ukraine and the Scourge of Nuclear Weapons)に関して,元広島市長の秋葉忠利(1942-)さんが,外国特派員協会に招かれて非常に流暢な英語で質疑応答に対応していた。MITの大学院で数学を学び,アメリカの大学で20年近く教鞭をとっていたのか。
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