メディア・ポートフォリオ(2)からの続き
メディア・ポートフォリオと他のポートフォリオを比較して,共通にある基本概念を簡単にスケッチしてみた。まだ,十分に考えを練っているわけではないので,あくまでも議論の端緒に過ぎないことに注意する。
図:各ポートフォリオの概念スケッチ
ポートフォリオを作成して保持する主体として,個人や法人がある。それらが一定の目的でポートフォリオを作成すると,これらが重みづけられたチャンネルとなって外界(世界,顧客,教師,雇主など)との相互作用(情報,マネー,製品・商品の移動)が生ずる。それによって,主体の価値評価関数の最適化を図るように,ポートフォリオのスペクトルを時系列や空間=対象集合の変化に応じて決定することになる。
図では相互作用によるマネーや情報などの流れを一意的に示しているが,これはまだ十分に吟味できているわけではない。ポートフォリオの実体はアルゴリズムやデータの場合もあるし,マネーの契約物の場合もあるし,実際の制作物や商品や学習成果などを示す場合もある。
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