エイブラハム・フレクスナーと
ロベルト・ダイクラーフによる『
「役に立たない科学」が役に立つ』が,
初田哲男さんの監訳によって近々東京大学出版会から登場する。著者は,
プリンストン高等研究所の初代および現在の所長である。この本は,この二人のエッセイ,明日の世界(ロベルト・ダイクラーフ),役に立たない知識の有用性(エイブラハム・フレクスナー)を中心に構成されている。後者は
1939年にHerpars Magazine に掲載されたものでありすでに著作権が切れており,2013年の3月にあの
山形浩生によって「
役立たずな知識の有益性」として訳出されている。このタイトル比べただけでも,山形大丈夫かと思ってしまいそうだ。本は読んでいないけれど,
2017年12月のダイクラーフの講演資料をみるとその趣旨がとてもよく理解できた。
図 The Usefulness of Useless Knowledge 原著の表紙(引用)
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