ウェブサイトのはしがきを訳すると,こんな感じだった。
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AI時代の教育の青写真
なぜ私たちは皆,生涯のうち何年にもわたって数学を教えられているのか?それは本当に役に立っているのだろうか,あるいは,ほとんどが失敗であり多くの人に学びの力を与えられていないのか?それはAI時代に不可欠なものか,それとも時代遅れの通過儀礼なのだろうか?
"The Math(s) Fix: An Education Blueprint for th AI Age" は,なぜ数学教育が世界的に危機的状況にあるのか,また,どうして根本的に新しい主流科目を創るのことが唯一の解決策なのか,を明らかにする画期的な本だ。
この本は,今日の数学教育が,現代的な計算・データ科学・人工知能(AI)が必要とされる現代社会を発展させるための機能を十分果たしていないということを主張する。その代わりに,学生はコンピュータが得意とするものと競争することを強いられて負けてしまっている。
本書は,「数学が苦手」であることが,学習者のせいというより,科目の失敗が原因であること,すなわち,教育のエコシステムが行き詰まり,学生・親・教師・学校・雇用者・政策立案者が,現実世界の要求に追いつこうと間違った方向に走っていることを説明する唯一の本である。
しかし,この本はさらに先を行くものである。問題を解決して,AI時代の教育の普遍的な改革の種を蒔くために,学校における中核的な計算思考科目としての完全に代替的なビジョンを初めて提示しているものだから。
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これがたぶんコンピューテーショナル・シンキング(計算論的思考)の王道なのだと思われる。でも,GIGAスクール構想にみんな出払ってしまっており,プログラミング教育とその周辺の話題はすっかり霞んでしまっていた。
図:THE MATH(S) FIX の表紙(Wolfram Media から引用)
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