2023年2月9日木曜日

BardとBing

ChatGPTに端を発するAI チャットシステムの話題がNHKや新聞で大きく取り上げられるニュースになってきた。マイクロソフトとグーグルがこの大規模言語モデルの対応に大きく柁を切るアナウンスをしたからだ。いずれも検索エンジンの将来にかかわるという観点から取り上げられている。

マイクロソフトは,OpenAIと共同で,GPT関連技術を検索エンジンBingとブラウザEdgeに組み込むことを発表し,具体的なイメージを示した。2月7日からスタートするということだが,日本人の我々は待ち行列に並ばされている。これが誰にでも使えるようになるのならば,Macbook Air M1に十数年ぶりの Parallels Desktop for Mac を導入してWindows11を走らせなければならない。

グーグルは,OpenAIのGPT-3(Generative Pre-Trained Transformer 3)に対抗するLaMDA(Language Model for Dialogue Applications)という大規模言語モデルを持っている。去年の夏「AIが意識を持った?」で話題になっていた。OpenAIとは違って,これを一般に公開はしていなかったのだけれど,ChatGPTが1億人のユーザをあっという間に集めてしまったことでお尻に火がついたようだ。

グーグルは,2月7日にCEOのSundar Pichai がブログでアナウンスし,2月8日にパリからやや具体的なBard関連の発表があった。そこでは,Prabhakara Raghavan が Google Search は25年前の今日はじまったといってた。25周年の痕跡を探してもこれぐらいしかみつからない。

25年前(1998年)は,akebono(相撲の曙)サーバーのYahooが日本語版を出したころだ。全文検索エンジンとしてはgooを日常的に使っていたが,googleに出会った瞬間にこれが標準になってしまった。

追伸(2/11/2023)

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