勁草書房の〈現在〉という謎:時間の空間化批判(森田邦久編著)における哲学者と物理学者の論争は,場外にまで発展した。
第4章 客観的現在と心身相関の同時性[青山拓央]
コメント:哲学者に考えてもらいたいこと[谷村省吾]
リプライ:まず問いの共有を[青山拓央]
第5章 時間に「始まり」はあるか――哲学的探究[森田邦久]
コメント:物理学者が哲学者の時間論を読むとこうなる[谷村省吾]
リプライ:哲学者も物理学を無視しない――形而上学と物理学の関係性[森田邦久]
これを受けて,名古屋大学の谷村省吾は,『〈現在〉という謎』をめぐる議論 のページで,『一物理学者が観た哲学』 2019年11月6日公開 PDFファイル 総ページ数 110
(書籍『〈現在〉という謎―時間の空間化批判』への補足ノート 増補版)を書いた。
かなり刺激的に哲学者(青山拓央)に喧嘩を売っている。谷村の論点はほぼ理解できる。しかし,谷村と同様に自分にも哲学者の方の言い分はよくわからない。これまでに何冊も科学哲学の本を読んでいるが,哲学者の基本用語がほとんど〈それ〉として理解できないままだ。どうしたものだろうか。
[1]物理学者と哲学者は「時間」を語ってどうすれ違うのか。(重ね描き日記)
[2]哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで(丸山隆一 note)
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