2025年10月7日火曜日

仮想AI社会

AI法人からの続き

前回紹介した日経の一面特集記事,超知能第2部人類拡張①の初回が,AI有権者だった。
「AIは有権者の心の声をどこまで代弁できるのか。取材班は年齢や性別,居住地などを細かく設定し,もっともらしく受け答えする1万人分のAI有権者を生成した。」

これで7月の参院選の投票先を尋ねたところ,20代で最も高い精度で一致し,国民民主−参世−自民の順位を的中させたというものだ。これに関係する話題はすでにこのブログでも過去に検討してきた。

(1) 2024.7.14 10億人のペルソナ
(2) 2024.11.4 再現性
(3) 2024.12.10 1000人の人格再現
(4) 2024.12.12 なぜ選挙



図:AI有権者への世論調査(日経Webから引用)

どうやら日経は本気で世論調査をAI有権者で置き換えにかかっているらしい。AIに日経の記事の一部を参照させると,ニュースへの理解が深まり実際の投票先との一致度が高まったとまでいっている。若者は新聞を読まないのではなかったのか。

こうやってリアルな社会を精密にシミュレートした仮想AI社会を生成することができれば,政治や行政や企業のマーケティングや様々な応用の道が広がっていく。という話は,上のリンク先でこれまでもさんざん考えてきたところだった。それがもう実現の道を突っ走っている。

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