日本でも,理学部などを抱える多くの大学や高エネルギー加速器研究機構,理化学研究所,国立情報学研究所など81機関がSCOAPに参加している。全世界では3000の図書館がこの資金調達に関わっていて,Physical Review(D, Cも含まれている)やNuclearPhysics B(Aは含まれていないのか)など,11雑誌がオープンアクセスになった。このため,日本のProgress of Theorerical Physicsの後継者である Progress of Theoretical & Experimental Physics もオープンアクセスなわけだ。
その,SCOAP3は,論文だけでなく,書籍(モノグラフ・教科書)のオープン化をはじめた。その結果,現時点で60冊がSCOAP3 Books(オープンアクセスの教科書)として公開されている。すごいなあ。できれば,これが物理学や数学の全分野や,他の自然科学の分野にまで広まってほしいのだが・・・
図:SCOAP3の仕組み(SCOAPより引用)
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