いよいよ後期開始まで3週間を残すばかりとなった。前期のオンライン授業については,外野の評判は芳しくなく,授業料を返せだの,小中高でも対面できててGOTOキャンペーンはじまるのに何故大学だけオンラインなのだとか,大学はそもそも人が集うことに意義があるとか,ありとあらゆる非難が集中している。文科省もこれに対応して対面授業の導入への圧力をかけているが,案の定,米国では大学が大規模クラスター発生源となっている。
各大学における大学生へのアンケートによれば,2/3程度はオンライン授業が良かったと評価している。ただし,はじめて大学に1回生など学生同士の十分なコミュニケーションの場が確保できてないことが大きな問題であることは確かだ。また,オンライン授業で学習時間が増加している中で,各授業の連携なしに課されている課題の負荷が大きすぎるという問題も明らかになってきた。
今日は,NIIの【第15回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウムがあった。毎回なかなかためになる話が多い。今回も広島大学の隅谷先生が,LMSログという具体的データによるLearning Analyticsの話をされていた。あとは,物理実験とか,前回の電子工学実験なども興味深かった。
後期から授業を始める先生方を対象とするMoodleの利用支援サポータ活動も来週から始まる。
0 件のコメント:
コメントを投稿