NHKが毎日発表している都道府県別の新規感染数・死亡数のデータがある。これから東京都と大阪府の数値を取り出して,新規感染者数の対前週比率の常用対数を日毎に求めて整理している。簡易実行再生産数も別に計算しているが,それより直接的に感染者数の動向をみることができる。
これによれば,11月末まで減少を続けてきた感染者数は東京では12月第1週から,大阪では12月の第2週ころから増加に転じた。12月下旬の現在では,週平均値で1.6倍〜1.7倍近くの増加傾向を示している。オミクロン株の影響が見えてきたのかもしれない。
これまでの例では,市中感染が見つかってから4ヶ月ほどで新規感染者数がピークを迎えているので,これから年末・年度末にかけて再び感染の波がやってくるのかもしれない。それにしても,空港検疫でPCR検査をせずにすませるという考えが理解しがたいのだった。
図:新規感染者数の対前週比率の常用対数の推移
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