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2024年12月11日水曜日

小春日和

小春日和は,晩秋から初冬の暖かく穏やかな晴天だとのことだ。もう仲冬・大雪に差しかかったが,今年は夏が長かったので,昨日今日は快晴で典型的な小春日和といってもかまわないか。

12月に入ると,日の出は6:45より遅くなって寒いので,例年朝の散歩はお休み期間に入る。ところが今年は,自宅でできる運動教室で散歩の重要性をたたき込まれたので,小春日和の昨日今日,昼食前の散歩にでかけた。昨日は北東50分6000歩,今日は北55分7000歩といったところ。

10月中旬にヒノヒカリの刈り取りが終って,枯れた稲株が残ったままになっているところもあるけれど,まだ元気な田んぼでは,新しい青い葉が再び伸びてきてきれいに揃った状態になる。よく乾燥したこの時期に,この青々とした田んぼをトラクターで耕しているところが多いのに初めて気がついた。

毎年,散歩で見える季節と風景は繰り返すようで,少しずつ不可逆に変化し,いまさらのようにちょっとだけ新しい発見がある。



写真:ここは少し沼っているたんぼだけれど(撮影 2024.12.11)


2024年8月8日木曜日

涼風至

2024年8月7日,立秋,涼風至。涼葉も風葉も元気かな。

コロナが漸く治まって久しぶりにマーケットに買い物に。まだまだ日中は暑いのだけれど,ジリジリした日差しが心なしか緩んできている。3ヶ月に一度の午後の歯医者往復でもそんな感じだった。西日はきつくてもなんとかしのげるような気がした。

先日,近くのホームセンターコメリが,コメリPROにパワーアップした。昔はベターライフミドリ電化だったりした店だ。PROコメリは,資材・建材・工具・金物の専門店であり,朝7:00から営業している。近くには職人さんのスーパーもあるが,こちらはよりシステマティックで品揃えも整っていた。

円キャリー取引とか,高速取引とかがちょっとした市場の揺らぎを増幅して大変なことになっている。これぞバタフライ効果なのか。バタフライとして日銀が槍玉にあがっているけれど,なかなか面倒な世界がやってきたのかもしれない。これに,AIが加わると鬼(カオス)に金棒である。石丸現象もその一つの現われなのだろうか。

今朝の夢。晴れた日の散歩,海岸線ぎりぎりまで波が押し寄せていて,今にも街にあふれそうだった。警察や消防が,学校のグラウンドに待機しており,その横を民社党(春日一幸塚本三郎)の街宣車が過激なアジテーションを掲げて止まっていた。これは一体何を象徴していたのだろう。


写真:午後のコメリPRO(撮影:2024.8.7)

2024年4月1日月曜日

エイプリルフール

2023年度いっぱいで非常勤講師の仕事もすべて終り,今年度からは自由だ。

行きつけの床屋さんはじめ親戚の方々も皆,大丈夫か,毎日何をするのかと心配してくださる。まあ,本人はあまり気にしていない。TODOリストは沢山ある。いやあった。問題はそれをやる意欲があるかどうかなのだ。

自分の行動を支配する要因は,1.やるべきこと(義務),2.やれること(可能),3.やりたいこと(関心),の三要素で整理することができる。そこから「やるべきこと」の枠がはずれることになって,バランスがくずれ不安定な状態になりそうな予感がする。

もっとも,そんな心配をするのは大人だけだ。大人がよけいな口出しをするから,多くの子供たちが自分の能力を十分に引きだせなくなるわけだ。実際は,やりたいことまで勝手に創り上げられて,やるべきことに繰り込まれてしまう罠が待っている。


そんなわけで,エイプリルフールの誓いをとりあえず3つだけ(BGM)。

(1) 韓国ドラマや映画をより深く楽しむために韓国語の勉強をする。
(2) ウィキペディアンになり,生成AIの母にもなる日本語Wikipediaの充実を図る。
(3) 孫たちに後れを取らないよう,マインクラフトマイクロビットを学習する。

三日坊主以前の問題になりそうだ。「−三日坊主(マイナスみっかぼうず)」というかなんというか。三日後に始める計画だけあっていつまでたっても全く始まらない。なお,韓国語は,Duolingoを毎日立ち上げているのだけれど,ダイヤモンドリーグになってから問題が永遠に循環して前に進まない。やはり,無料のままで使おうとしているのがまずいのかなあ。


2023年11月15日水曜日

忘れ物

天理市では火曜日と金曜日が燃えるゴミ(生ゴミ)の回収日だ。

それをすっかり忘れていて,非常勤の授業に向かおうとして玄関を出ると,まだゴミが回収されずに積んであった。さっそく,取って返して台所の生ゴミをまとめて・・・とバタバタして駅に着いたら,iPhoneとボールペンを携帯するのを忘れていることに気がついた。

切符は予備のPiTaPaで対応し,ボールペンは大学に予備が置いてある。ところが,電車の待ち時間や電車の移動時間の間が持たない。普段は,常時iPhoneに没頭して情報入力しているので,それがないと調子が狂うのだ。

かばんの中には文庫本(ハヤカワ文庫JA,AIとSF)があったので,早速これを読んで無事に過ごすことができた。最近,本を読めなくなったことの最も大きな原因が,インターネットにつながった端末からの情報入力に取って代わられていることをあらためて痛感する。

大学のエスカレータを上りながら縷々考えてみると,毎日の食事によって身体の再生産を維持するのと同様に,人間は日々情報をインプットしてアウトプットしないと生きていけないのでは思い至った。そして,人やその食物が地球物質循環の中に位置づくように,人と世界の相互作用の中にある情報循環のイメージが浮かんできた。


2023年9月20日水曜日

古稀

Wikipediaによれば,
唐の詩人杜甫の詩・曲江(きょっこう)「酒債(しゅさい)は尋常行く処(ところ)に有り 人生七十古来稀なり」(酒代の付けは私が普通行く所には、どこにでもある(しかし)七十年生きる人は古くから稀である)が典拠。
杜甫(712-770)が47歳のときに詠んだ七言律詩「曲江」の全文は 次の通り 
朝 回 日 日 典 春 衣
毎 日 江 頭 尽 酔 帰
酒 債 尋 常 行 処 有
人 生 七 十 古 来 稀
穿 花 蛱 蝶 深 深 見
点 水 蜻 蜓 款 款 飛
伝 語 風 光 共 流 転
暫 時 相 賞 莫 相 違

春の衣を質入するのだからどの季節かと思えば,花に蝶が飛ぶ春だった。この詩の時代は盛唐(710-766),日本の奈良時代である。曲江は長安の東南隅に作られた池で現在は一面の畑というのは昔の話。

還暦は満60歳数えで61歳の祝いだが,古稀は満69歳,数えで70歳に対応する。で,本日9月20日空の日)で満70歳の自分にとっては古稀が終る日になる。しばらく前から気分はずっと70歳だったのでそれはそれでよし。


写真:曲江池遺跡公園(Trip.comから引用) 

2023年1月27日金曜日

エアポケット(2)

エアポケット(1)からの続き

引き続きタイムワープの状態にある。今は,2023年12月31日23時30ごろ

今年の締めくくりのニュースは,松本人志の話題だった。菅野完が,いまごろ,ダウンタウンの漫才は面白くなかったというのはおかしいと強調していた。それはそれで評価されるべきだという主張なのだけれど,自分にとっては彼らが面白い漫才だと印象に残ることはなかった。島田紳助・松本竜介や,ツービート,爆笑問題なども同様にそこまで共鳴できなかったチームだ。

面白かったのは,鶴瓶=たかじん(11PMの出し物),Wヤング(初代),海原千里・万里くらいかな。最近だと,さや香の一部の出し物,南海キャンディーズ,笑い飯。

いや,そんなことはどうでもいい。知恩院の除夜の鐘が鳴り出したので,お休みなさい。

2023年1月26日木曜日

エアポケット(1)

タイムワープしている。今は2023年12月31日の午後11時頃である。

冬休み中のブログはお休みだ。年越しだと思って過去ログをパラパラ見返していたら,今年のブログが363回しかないことに気づいた。探してみると,2023年1月の26日と27日の分が抜けていた。まあ,そんなこともある。11ヶ月遅れだけれど,仕方がないので,適当な雑感で埋めておく。

大晦日の夕食はみんな集まるので,スキヤキになることが多い。

今年の豆腐はちょっと柔らかすぎる絹ごし豆腐だった。これがもやる。焼き豆腐がいいのだけれど,主導権がないのでしかたがない。ここぞと奮発して肉が多すぎるのもなんとなく落ち着かない。心がざわつく。相対的にネギが少なくなってしまう。自分が子供のころは笋も必須だったけれど,これは我慢できる。そんなこんなでぶつぶついいながら,鍋奉行を始めたが,途中でクレームが多く出されて解任されてしまった。

まあ,美味しかったし,明日のおかずに少しあまっただけだからいいことにしよう。


図:無料のAIでプロンプトを工夫しない場合に出てくるスキヤキのイメージ(違うよ)



2022年1月9日日曜日

寒中見舞い

 2019年3月に定年退職したのを機に,2019年の正月から年賀状をやめて3年目になる(あれ,4年目かな,あるいは2020年の正月からかな・・・)。このように人間(老人)の記憶はあやふやなものだ。

世間のしがらみからは完全に逃れるだけの勇気がないので,親戚の一部には今でも年賀状を出している。出していない友人などからの年賀状を受け取った場合には,なるべく寒中見舞いを出す。記憶回路が劣化しつつあるのでときどき忘れるかもしれない。

寒中見舞いはいつ出すものかと,早速インターネットで確認してみた。二十四節気小寒から大寒にかけてということで,1月5日ごろから2月4日ごろとなる。これが過ぎればもう立春だ。そうすると暑中見舞いは,立秋まえの小暑から大暑にかけての7月7日ごろから8月6日ごろなので,前半は梅雨がまだ明けていないわけか。

さらに,立秋は残暑見舞い,立春には余寒見舞いと続くが,これは出したことがない。と思う。

ところで,年賀はがきの発行枚数は年々減少している。ピーク時の2003年には44億枚だったものが,2021年には18億枚であり,最近5年間では,平均2.9億枚づつ(-12%)減っている。2011年から2016年までは平均1.2億枚(-3.6%)でなので,発行枚数の減少は加速化している。この調子だと2028年(ちょうど自分が後期高齢者の75歳に差しかかるころ)には,年賀はがきの発行は0となってしまう計算だ。我々昭和世代とともに,はがき・手紙・新聞などの文化は消えていくのかもしれない。


図:年賀葉書発行枚数の推移(Yahoo Newsから引用)

2021年11月10日水曜日

忌日

 11月10日は特異日だ。母と祖母二人(父の義母と実母)の命日が重なっている。したがって,我が家の女性陣は,特に注意して過ごさなければならない日になっている。

朝の散歩で,らじるらじるから今日は何の日というのが流れてくる。それによると,11月10日は,2009年に森繁久彌,2012年に森光子,2014年に高倉健が亡くなった日らしい。まあ,それはどうでもいいのだけれど・・・


2021年9月7日火曜日

白露

 今日から仲秋,白露の草露白(くさのつゆしろし)。

以前は,立秋に入りお盆を過ぎた頃からシャワー後にヒンヤリとした空気を感じていたが,今年は今日初めてちょっと涼しさを感じた。ということは1ヶ月くらい体感気温カーブがシフトしているのかもしれない。あるいは年のせいで感覚が鈍っただけなのかも。

東京オリンピック・パラリンピックが閉幕し,菅政権もまもなく終わる。新型コロナ感染症は東京も大阪もそろそろ第5波がピークアウトしているようだ。しかし,重症者・死亡者のピークは30日遅れているのでこれからとなる。このままいけば10月が新規感染者数の谷で11月以降に第6波が立ち上がるのかもしれない。

自民党の総裁選挙を巡るニュースがだらだらと続いて自民党の支持率を底上げしている。キーエンス,村田製作所,任天堂が入れ替わりで入った日経平均も政権交代に向けた大盤振る舞いを期待して一時3万円になった。

そういえば,総裁選の派閥縛りに反対して自主投票を求めた派閥横断若手グループの代表というのは,細田派の福田達夫(1967-)なのだ。福田康夫(1936-)の長男,福田赳夫(1905-1995)の孫。まあ,奈良2区の極右・新自由主義の高市早苗(1961-)をのさばらせないためにがんばってほしい。


写真:朝の散歩から(撮影 2021.9.7)

2021年1月27日水曜日

趣味

 趣味は何ですかと問われて困ることが多い。しばらく前は,「文楽鑑賞」と「読書」だったはずなのだが,コロナの影響で観劇もままならず,かといって読書力が筋力に比例して衰えているため,鉄棒にぶら下がっても1回も懸垂ができないようなざまである。

昨日,YouTubeではどんな内容が多いのか,はたまたYouTubeを教育で利用することができるのかどうかを調べるために,ランキングサイトであるユーチュラのタグをざっとながめていた。趣味でいうと,音楽と鉄道と料理と車とスポーツが目についた程度であり,どうも,まだ見残しがあるような気がしてならない

そもそも世の中の趣味にはどんなものがあるのだろう。ググっていると「趣味探し図鑑」にたどり着いた。しかし,どうもYouTubeにはここにでてくる趣味に該当する大きな集団は(先程の例以外では)見当たらなかった。

さて,その趣味探し図鑑に,60代男性のおすすめ趣味ランキングなるものがあったので,ここに紹介する。うーん,なんだかとても微妙なのだ。趣味の「数学」のランクの高さと,よくわからない「大人の塗り絵」に驚いてしまった(塗り絵会社の宣伝だろう)。10代女性のおすすめとかになると,かなり雰囲気が違うのだけれども,ついていけない感は,60代男性のおすすめの場合と大差はない。

1 ひとり旅
2 楽器演奏
3 ツーリング・バイク
4 歴史
5 大人の塗り絵
6 電子工作○
7 数学○
8 絵画
9 彫刻
10 散歩・ウォーキング○
11 貯金・節約
12 家庭菜園・ベランダ菜園
13 レザークラフト
14 写真・カメラ
15 登山・トレッキング
16 ドライブ
17 プラモデル○
18 パークゴルフ
19 習字・書道
20 漬物づくり
21 ドローン・レース
22 DIY
23 株式投資
24 語学(英語以外)
25 アーチェリー
26 陶芸
27 麻雀
28 天体観測
29 釣り
30 料理
31 筋力トレーニング
32 コーヒー(珈琲)
33 瞑想・座禅
34 蕎麦打ち
35 ガーデニング
36 ゴルフ
37 温泉巡り
38 ペン字
39 読書○
40 盆栽
41 ボウリング
42 日本酒・地酒○
43 果実酒づくり
44 作曲・DTM
45 自動車競技
46 競馬
47 卓球
48 ファッション
49 マスターズ陸上
50 海外ドラマ鑑賞
51 クロスワードパズル
52 LEGO(レゴ)○
53 ヨガ
54 乗馬
55 小説執筆
56 熱帯魚飼育
57 テレビゲーム
58 日記
59 スキューバダイビング
60 俳句・川柳・短歌○
61 ボードゲーム
62 水泳
63 国内旅行・海外旅行
64 世界遺産巡り
65 Q&Aサイト回答
66 社交ダンス
67 合唱
68 劇団・舞台演劇
69 ダーツ
70 映画館・映画鑑賞
71 MMORPG
72 動画編集○
73 囲碁
74 FX
75 競艇
76 ドッグスポーツ
77 将棋
78 昆虫飼育
79 ワイン
80 科学・科学実験○
81 ビリヤード
82 トライアスロン
83 ミュージカル鑑賞
84 アニメ鑑賞
85 ゲートボール
86 トレーディングカード
87 野球
88 スポーツ観戦
89 オートレース
90 競輪
91 チェス
92 サッカー
番外 プログラミング○
(丸印○は自分が興味を持ったもの)

2020年6月1日月曜日

紀州加太

新型コロナウイルス感染症の拡大がなければ,いまごろは友人達との例年の家族旅行で和歌山県の休暇村紀州加太でのんびりしているはずだった。残念ながら今年は無理でした。

日本の緊急事態宣言が終わって,6月からは学校なども徐々に再開されている。しかし,問題が解決しているわけではないので,一進一退が続く。一方,世界の感染の中心は南半球に移ったのかもしれない。ロシアやインドでの増加も目を離せないが,ブラジル・ペルー・チリ・メキシコと中南米での感染者の急増が顕著になってきた。

政権支持率は下がったとはいうものの,まだまだ一定の数を維持するとともに,吉村人気から日本維新の会の政党支持率が上昇して自由民主党の減少分を補填している。官邸=経済産業省の暗躍により,アベノマスク(まだ到着していません)だけでなく,持続化給付金事業をダミーの一般社団法人サービスデザイン推進協議会が受注した後に,事業の再委託を受けた広告大手の電通がさらに人材派遣のパソナやIT業のトランスコスモスに業務を外注していたという二重三重の税金の中抜きがあらゆる場面で進行中。

決定プロセスの不透明なブルーインパルスは,自衛隊中央病院の美しいカメラアングルの報道では,都立駒込病院の玄関から病院名を含めた上空写真とのモンタージュによって,NHKの印象操作映像が作られていた。教科情報のメディアリテラシーなんてものはくその役にも立たない。学ぶべきは,自然科学であり社会科学であり歴史と人文学である。

アメリカでは黒人反差別暴動とトランプによるSNS抑圧,日本のTwitter Japanでは大量のリベラル派ブロックが進行している今日この頃。