2024年6月27日木曜日

東京都知事選挙(2)

東京都知事選挙(1)人民の敵からの続き 

たしかに,外山恒一いうように,この選挙地獄絵図を招いたのは2007年の東京都知事選挙における外山恒一の政見放送演説だったのかもしれない。それを反省してか?彼は2016年に,九州ファシスト党〈我々団〉の選挙制度改革案を提案している。現在のサニタイズされた生成AIにはこれを出力することができない。

このpdfファイルをClaude 3.5 Sonnetに読ませようとしたところ,日本語pdfが読めないようだった(ほんとか)。そこで,テキストをコピペして与えたところ次のようにまとめてくれた。
Q(koshix):
これなら読めますか。
A(Claude 3.5 Sonnet): 
はい、ありがとうございます。この文書は日本語で書かれており、内容を読み取ることができます。これは「九州ファシスト党〈我々団〉」という組織の選挙制度改革案についての詳細な文書です。主なポイントを要約いたします:
  1. 最終的要求:「学力試験による制限選挙制」の導入
    • 高校入試レベルまたはセンター試験の現代文レベルの試験を実施
    • 合格者のみに投票権を付与、または試験の成績に応じて投票の重みを変える
  2. その他の個別的な選挙制度改革の要求: a) 期日前投票の廃止、または選挙期間制の廃止 b) 供託金制度の廃止と「立候補同意署名」制度の導入 c) 小選挙区制の廃止、全国区制または中選挙区制の導入 d) 政令市議選における選挙区制の廃止 e) 戸別訪問や公開討論会などの自由化 f) 選挙権年齢と刑事罰が科される年齢の一致(具体的には14歳への引き下げ)
  3. 投票ボイコットの継続:
    • これらの改革が実現されない限り、原則として投票ボイコットの方針を継続

この文書は極端な政治的立場を示しており、民主主義の基本原則に反する提案も含んでいます。特に「学力試験による制限選挙制」の提案は、普通選挙の原則に反し、差別的な性質を持っています。また、組織の名称や主張には注意が必要です。これらの提案は、現代の民主主義社会では一般的に受け入れられないものです。

Q(koshix):
普通選挙の原則とはどんなものでしょうか。

A(Claude 3.5 Sonnet): 普通選挙の原則は、民主主義の基本的な要素の一つで、選挙権の平等と普遍性を保証するものです。主な特徴は以下の通りです:
  1. 普遍性:成人した市民は、原則としてすべての人に選挙権が与えられます。
  2. 平等性:「一人一票」の原則。すべての投票は同じ価値を持ちます。
  3. 無差別:人種、性別、社会的地位、教育レベル、財産などによる差別なく選挙権が与えられます。
  4. 秘密投票:投票の内容は秘密が守られ、外部からの圧力や影響を受けずに自由な意思表示ができます。
  5. 直接性:有権者が直接投票することで、間接的な方法(例:選挙人団)を介さずに代表者を選びます。
  6. 自由性:強制や不当な影響を受けずに、自由意思で投票できます。

普通選挙の原則は、19世紀後半から20世紀にかけて多くの国で段階的に導入されました。それ以前は、財産や教育レベル、性別などによる制限選挙が一般的でした。

日本では、1925年に男子普通選挙法が成立し、1945年に婦人参政権が認められて完全な普通選挙制となりました。

この原則は、民主主義における政治参加の平等を保証し、多様な意見を政治に反映させるための重要な基盤となっています。ただし、未成年者や重度の精神障害者、一部の重罪犯などには制限が設けられる場合があります。


年齢制限やドメイン投票に関わる部分はまだ十分考える時間がないが,外山恒一の提案で検討に値するのが,a) 期日前投票の廃止または選挙期間制の廃止,b) 供託金制度の廃止と「立候補同意署名」制度の導入,e) 戸別訪問や公開討論会などの自由化 である。

外山は,立候補同意署名制度について,現在の供託金没収ラインである有効投票数÷(議員定数×10)に対応して,有権者総数÷(議員定数×20)という数字を提案している。例えば人口6万人の天理市の市長選挙では,5万÷20 = 2500人,市議会議員選挙では 5万÷(16×20)≒150人というオーダーになる。

ここから私見: 立候補予定者があらかじめ,自分の履歴・経験や政策をまとめたこの政策ドキュメント(ダイジェストA4判1pと詳細版8p)およびビデオクリップ(ダイジェスト1分と詳細版10分)を提出し,それに対応するクローズドなサイトをつくる。有権者のうち立候補同意署名を依頼されて同意した人は,マイナンバーカードを用いた個人認証でこのサイトにログインし,同意欄にチェックすることで自動的に同意署名カウントが可能になる。なお,1人の有権者が複数の候補者に同意署名をすることはできない。

立候補同意署名の収集がクリアできた候補者は,この政策ドキュメントとビデオクリップをそのまま公開することになる。これらはネットでオープンにするため,ポスター掲示板は不要となる。なお,ビデオクリップはノーカットでなければならず,候補者本人のみが素顔で登場ことができる。手話通訳や翻訳は外部のAIツールにまかせる。


図:政策のマッチングサイト

P. S. 東京都民でもないのに,選挙ドットコムの運営している投票マッチングを試してみた。エントリーしているのは33人で,清水国明ら参加していない候補もいる。20個ほどの政策への賛否を5段階で選択して,候補者と比較するものだ。一番マッチしたのがあの橋下徹のDVしぐさと屁理屈をデッドコピーしていて辟易とする石丸伸二だった,オヨヨ。蓮舫は四番目,小池は何度試しても最下位。そうだよね。

[1]公職選挙法

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