2024年5月14日火曜日

GPT-4o

OpenAIが5月13日に,新しい生成AIモデルの GPT-4o (小文字の o は omni =普遍的,全体)を発表した。すぐに使えるようになっているが,一般ユーザが全機能をただちに使えるわけでもない。カズさんの村の,ChatGPT 4oで普通に会話できる未来がやってきてしまった。で実例を試していたので,さっそく追試してみる。

が,Macbook上では残念ながらうまくいなかなったような気がする。そこで,iPhoneで試してみると,うまくいっているような気もするし・・・微妙。なお,対応アプリは今のところAppleのみらしいが。

(0) 8ヶ月ぶりにChat GPT-plusにアプライする。前回は6ヶ月のサブスクリプションだった。

(1) macOSの場合
新しいアプリのダウンロードを促される。ChatGPT_Desktop_public_latest.dmg 48MBである。GitHUB上で公開されているものとは違うようだ。
音声対話を選んでみる。音声としてJuniperを選びそれっぽい状態になった。内容は適確なのだけれど,応答は非常に遅い。本人に聞いて見ると自分はGPT-4の派生だがomniは知らないという。OpenAIに聞けという返事。

(2) iOSの場合
以前から入れているアプリに,GPT-4oの選択肢が出てきて利用できるようになった。音声対話も選択できたので,音声としてSkyを選ぶと対話できた。ちなみにカズさんのように画像生成ができることも確認した。応答は先ほどより少しマシか。本人に聞くと自分はGPT-4o(omni)だとのこと。ほんとかなあ。対話ログのシェアでつまづいたので手動で再現。なお,音声対話は自動的に文字起しされて記録が残る。

Q(koshix):
走るメロスの絵をアニメ風で描いてください。

A(GPT-4o):

写真:GPT-4oによる走るメロス(走れメロスではない) 
Q(koshix):
あなたはGPT-4オムニですか。

A(GPT-4o):
はい,私はGPT-4オムニのモデルを使用しています。何かお手伝いできることがあれば,どうぞお知らせください。

Q(koshix):
日本語わかりますか。

A(GPT-4o):
はい,日本語も理解できます,どうぞ日本語で質問やお話をしてください。

Q(koshix):
オムニなんですね。

A(GPT-4o):
そうです,GPT-4オムニは様々なテーマや質問に答えることができるモデルです。何か気になることがあれば,お聞きくださいね。

Q(koshix):
あなたは数学ができますか。

A(GPT-4o):
はい,数学の問題も解くことができます。何か数学に関する質問や問題があれば,教えてください。

Q(koshix):
素数を小さい方から5つ上げて下さい。

A(GPT-4o):
小さいほうから5つの素数は次の通りです:2,3,5,7,11です。他にも質問があれば,どうぞお聞かせください。

Q(koshix):
1から100までの整数の和を求めてください。

A(GPT-4o):
一から百までの整数の和は,等差数列の公式を使って計算することができます。その公式は,$\dfrac{n(n+1)}{2}$です。ここで,$n$は最後の数,つまり百です。計算すると,
$\dfrac{100 \times (100 + 1)}{2} = \dfrac{100 \times 101}{2} = 5050$
ですので,一から百までの整数の和は五千五十です。

P. S. GPT-4oの特徴の説明を忘れていた。音声会話や通訳支援に追従できるほど速くなった 。画像や動画などのマルチモーダル対応。安くなったらしい。無料でも一定範囲で使えるようになるらしい。本物の対応デスクトップアプリはまだ出ていないのかもしれない。


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