2026年10月18日日曜日

光合成人間

物理学科同窓会(3)からの続き


図:群生するホヤ(ChatGPTによる)


いわゆる自然エネルギーや再生エネルギーでもEROIの限界を突破できないのであれば,AIを使うことができるこの短いボーナス期間のうちに,DNAレベルで新しい機能をデザインして,ヒトの身体に光合成能力を持たせたらどうだろう。

ChatGPTにフェルミ推定を依頼してみると,残念ながらそんなうまい話はなかった。人間の体表面積が1.8㎡で,そのうち4割を有効面積としても,人間が生きていくために必要な100Wのエネルギーの1%〜高々数%までしか得られないということだ。

引きこもってじっとしていればもう少しましなのか?安部公房の短編で見かけたような話になってくる。さて,脳神経系というのはそもそも運動する生物にとって必要があって進化してきたものである。ところで,ホヤの場合は,海中を浮遊運動する幼生の段階から,岩礁に固着して動かなくなると,脳神経系は必要なくなるので消化して栄養にしてしまうらしい。

ということは,仮に光合成人間が実現してヒトが動かなくなると,その脳も必要なくなるのだろうか。本当の植物人間ということか。あるいは,ピクミンみたいに,頭上に観葉植物のような大きな葉を繁らせて,歩き回るという解もあるのか。

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