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2021年10月14日木曜日

凸関数

 ルジャンドル変換について調べようと,田崎さんの熱力学谷村さんの資料を見ていたら,事前知識として凸関数(Convex Function)が要求された。それは次のようなものだった。

(1) 定義:ある区間で定義された実数値関数 f(x) において,区間内の任意の点,x1<x2に対して,0<λ<1 として,f((1λ)x1+λx2)(1λ)f(x1)+λf(x2) を満足するf(x)は凸関数であるという。

(2) 凸関数は連続である。

(3) 凸関数が2回微分可能な点xでは,f(x)>0である(2回微分できない点もある)。

(4) 任意の点x0 で右微分f(x0)と左微分f+(x0)が存在し,次の条件,f(x0)<α<f+(x0)を満足する定数αに対して,f(x)f(x0)+α(xx0)となる。

(5) 一階微分可能な点x0では,f(x)f(x0)+f(x0)(xx0) が成り立つ。


図:凸関数の定義のための補助図


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