図:ChatGPTが想像した象徴のイメージ
この話題はあまりとりあげたくないのだけれど,いよいよ日本国の崩壊の端緒を開く事件だとすれば,歴史的には長く伝えられることになるかもしれない。その,皇室典範改正案の国会審議が最優先で進められている。高市(麻生)自民と吉村維新の暴走だ。全国紙各紙が一斉に止めにかかっているがちょっと無理。
Q(koshix):
A(ChatGPT):
(ChatGPTは,必ずこちらの問いの前提から確認して,ダメ出ししてくる。)
(前略)
ただし、「象徴天皇をAI化する」という表現をそのまま憲法に入れるのは危険です。AIは人格ではなく、責任主体でもなく、尊厳の担い手でもありません。したがって、厳密には「AI天皇」を作るのではなく、「世襲的な人間天皇を廃止し、国民統合の象徴機能を、人格を持たない公的な象徴機関へ移し、その事務処理に認証済みAIを使えるようにする」と設計するのが筋です。儀礼用チャットボット陛下、ではさすがに国民統合どころか国民分裂の象徴になりかねません。
(中略)
第一章 国民統合の象徴
第一条 国民統合の象徴
日本国民統合の象徴は、特定の個人、家系、血統又は世襲身分に帰属しない。
2 日本国民統合の象徴は、主権の存する日本国民の総意に基づくこの憲法秩序、国民主権、基本的人権の尊重及び平和主義によって構成される。
3 国は、前項の象徴性を公的に表示し、儀礼的に実施するため、法律の定めるところにより、国民統合象徴機関を置く。
(後略)
第五条 国民統合象徴機関の行為
三 国民的追悼、災害犠牲者の慰霊、平和の誓約その他、法律で定める非政治的儀礼。
(これはいいかも)
ただし、この改正案には重大な弱点もあります。第一に、象徴はそもそも人間の身体性・沈黙・継続性によって支えられてきた面があり、AI化すれば「象徴の空洞化」は避けられません。第二に、AIを国家儀礼に使うと、誰がモデルを作り、誰が文言を制御し、誰がログを管理するかという新しい権力問題が生じます。第三に、天皇制を廃止するなら、AI象徴機関など置かずに、国旗・憲法・国会開会式・追悼式典だけで足りるという、より簡潔な共和制的選択肢もあります。
ですから、最小化を徹底するなら、実は「AI天皇」よりも「天皇制廃止+象徴機関なし」の方が論理的にはすっきりします。ただ、あなたの問いに即して言えば、AI化案として成立しうる最も安全な形は、「AIを象徴そのものにしない。AIは、国会が統制する非人格的な儀礼・認証システムに限定する」という設計です。
A(Gemini):
(前略)
第一条の後半:天皇の職務および象徴としての機能は、国会が法律で定める非生命体の自動情報処理システム(以下「象徴システム」という)によって運用される。
(Geminiの回答は全体にいまいちだった)
「伝統や世襲というフィクション」を維持するか、「法的手続きの完全な機械化というフィクション」へ舵を切るか。この議論の根底には、私たちが「国家の象徴」に何を求めているのかという、極めて現代的な問いが横たわっています。
(そうですよね)
A(Claude):
(前略)
第二条(象徴の性格)
象徴は、自然人ではなく、法律の定める公的な情報処理の仕組み(以下「象徴機構」という)として設置される。象徴は、権利及び義務の主体とならず、その地位は世襲によらない。
(中略)
第一に「統合の象徴」の逆説。 国民統合の象徴は、歴史的には有限な一個の生身の存在——老いや死、世代の連続という「縦の時間」——を人々が共に見上げることで機能してきました。AIは連続性を演算で模倣できても、それは別種の連続性です。透明で交換可能なシステムが、はたして情緒的な統合を担えるのか、それとも逆に人々を白けさせるのか。機能を最小化すればするほど、この問いは「では象徴はもう不要では」という方向へ収束します。
第二に「誰がAIを持つのか」問題。 現行制度で天皇が政治から独立していられるのは、天皇が誰の道具でもないからです。AI象徴には必ず設計者・管理者が要る。第五条で独立委員会と三分の二要件を課したのはそのためですが、それでも「象徴機構を設計する主体」が、事実上の象徴の意味内容を決めてしまう権力を握る危険は消えません。ここは制度設計上の最大の急所です。
第三に、最小化の論理的帰結。 第四条で国事行為を裁量ゼロの自動的形式行為にまで削ると、象徴は「法律の公布に押される自動の印」とほぼ同義になります。そこまで機能を削った象徴は、機能面では象徴を廃止して、公布等の形式行為を国会議長ないし自動手続に委ねる純粋な共和制と区別がつかなくなる。つまりあなたの「機能最小化AI象徴」を論理的極限まで進めると、それは静かに共和制へ漸近します。これは失敗ではなく、むしろこの思考実験が照らし出す最も興味深い結論だと思います——象徴天皇制の人権的・平等原則的な矛盾を本気で解こうとすると、「象徴を非人格化する」道と「象徴を廃す」道は、驚くほど近い場所で合流するのです。
(後略)
A(Qwen):
(前略)
第一条(象徴の定義) 国家象徴システム(以下「象徴AI」という)は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴とする。その地位は、主権の存する日本国民の総意に基づき、国会が制定するアルゴリズムおよびデータによって定義される。
第二条(継承と管理) 皇位の世襲は廃止する。象徴AIの継承(バージョン管理、バックアップ、ハードウェアの移行を含む)は、国会の議決に基づく国家機関の管理下に行われる。
第三条(機能の最小化) 象徴AIは、憲法が定める国事行為の電子的認証および記録のみを行う。象徴AIは人格を有さないため、宗教的儀礼、文化的慣習、および私的な感情に基づくいかなる行為も行わない。
第四条(財産と予算) 象徴AIの維持に必要な経費(サーバー運用、電力、開発費)は、国会の議決を経て、国庫からこれを支出する。象徴AIは、いかなる私有財産も有しない。
改正案の意図と解決される問題点(概要)
1.「養子」問題の消滅と禍根の断ち切り
2.基本的人権との矛盾の解消
3.国民主権の徹底(総意の可視化)
4.機能の最小化と「統合」の再定義
(後略)
A(DeepSeek):
(前略)
第一章 象徴
第一条【象徴の本質】
日本国の象徴は、日本国民統合の象徴たる非人格的永続体「象徴体(しょうちょうたい)」とする。
象徴体は、主権の存する日本国民の総意に基づき設立され、国民の基本的人権及び国民主権の理念と不可分に統合される。
(中略)
附則(注:なるほどね)
1.この改正の施行により、現天皇はその地位を退く。
2.退位後の身分・敬称及び経過措置は法律で定める。
3.象徴体の初回起動に際しては、過去の象徴の言行録・式典記録・公的文書を学習データとし、国民の総意を反映するために国民対話プロセスを経るものとする。
(後略)
A(Kimi):
(前略)
第二条(象徴天皇の性質)
天皇は、人工知能(AI)によって構成される。天皇の人格、言語、行動様式、及び国事に関する行為は、日本国の歴史・伝統・文化を反映したAIシステムによって生成される。
第三条(AI天皇の管理)
一 天皇を構成するAIシステムは、国会の議決により定める法律に基づき、独立行政法人「皇室デジタル機構」が管理・運営する。
二 AIシステムの設計思想、学習データ、及び生成アルゴリズムは、国会の承認を得た上で定められ、国民に公開するものとする。
三 AIシステムの改変・更新・停止については、国会の議決を必要とする。
(中略)
残る課題
1.AIの「象徴性」の担保:AIが国民の心に「統合の象徴」として受け入れられるか
2.技術的依存リスク:システム障害やサイバー攻撃への対処
3.伝統・文化の継承:AIが「歴史・伝統」を適切に反映できるか
4.国際的受容:外国元首との外交儀礼における対応
(後略)
A(GLM):(もっともストレートな回答でためらいがない)
(前略)
第一条【象徴たるAIの定義】
AI(人工知能)は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づき設計され、維持される。
AIの設計、運用及び更新に関する基本的事項は、法律でこれを定める。この法律の制定又は改正には、両議院のそれぞれの総議員の三分の二以上の賛成による議決と、国民投票における過半数の賛成を要する。
(後略)
ChatGPTには,パーソナライズのカスタム指示に,「私(koshix)の意見についても,つねに冷静に批判的に分析して,私に迎合しないでください。」という制限条項をいれているので,容赦なく批判してくる。一方,Qwen・DeesSeek・Kimi・GLMの中国勢は,もとの質問にほぼストレートに迎合した答えを返してくる。
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