「類楕円」というのは初耳だった。調べてもあまり情報が見つからないのだが,トーラスを軸対称軸に平行な平面で切断してときに出来る4次曲線のようだ。トーラスの大円の半径をd,小円の半径を bとする。トーラスの中心を原点Oとして,軸対称の軸方向をy軸として,大円を含む平面をx−z平面とする。切断面の方程式は,z=d_となる。
なお,下図より(d+b)2=a2+d2,したがってa2=b2+2dbである。
図:類楕円の定義
トーラス表面上の点をP:r=(x,y,z)とする,これは大円上の点を表すベクトルd=(dcosφ,0,dsinφ)と,大円上の点からトーラス面上の点への相対ベクトルs=(bsinθsinφ,bcosθ,bsinθcosφ)の和,r=d+sになる。すなわち,
r=(x,y,z)=((d+bsinθ)sinφ,bcosθ,(d+bsinθ)cosφ)である。
これらから,bsinθ=√b2−y2,(d+√b2−y2)2=x2+d2となる。
つまり,b2−y2+2d√b2−y2=x2,4d2 (b2−y2)=(x2+y2−b2)2,
∴(a2−b2)(b2−y2)=b2(x2+y2−b2)2 が類楕円の4次式である。
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