同じように,健康寿命(日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間)についても,健康余命というのを考えることができるはずだ。検索してみると,ニッセイ基礎研究所が2019年のデータを元にとりまとめていた。
これによれば,日本人男性71歳の場合は,71+健康余命10年で,平均81歳程度まで健康ということになる。その場合不健康期間は5年間というわけだ。そうなればまだよいが,世の中そんなに甘くはないと思われる。なお,日本人女性67歳の場合は,平均余命が23年(90歳),健康余命が15年(82歳),不健康期間が8年間だ。なお,現在の男性の平均寿命は86歳。
さらに考えると,医療技術の発展で身体は大丈夫だけれど,認知症になってしまうケースも増えてくるかもしれない。その場合,精神寿命や精神余命の概念が必要になってくるかもしれない。まあ,認知症で自律した生活ができなければ,上の健康寿命の方に包括されてしまうのかもしれない。
そういえば,大石君が,去年の同窓会で幸福寿命という話をしていたような気もするけど,あれはどんな定義だったのだろうか。
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