2024年1月11日木曜日

見せ算

M-1グランプリ2023からの続き

漫才コンビさや香の新山が考案した「見せ算」である。これは,一般人と最先端のテクノロジーやシステムが乖離している世の中で,その問題を解消するためには一般人の数学力の強化が必要だとの主張から始まる。加減乗除の四則演算では少ないので新山が作った五則目の演算が見せ算である。

見せ算」は,数字と数字を見合わせてどう思うかという演算だ(訳註:演算記号は指定されていないので,ここでは目に似ている@=みせを採用する)。この演算の答えは,和差積商に並んで「眼(がん)」という。

基本ルールその1:(例)1@1=0
 同じ数字どうしが見合うと恥ずいのでお互い立ち去るからゼロになる。
基本ルールその2:(例)1@2=2
 違う数字が見合うとき,小さい方が大きい方を見ると怖いから立ち去るので大きい方が残る。
応用編その1:(例)6@9=11
 お互いに見合うと俺かとなって近づいていって11になる。
応用編その2:(例)2@5= 1.1
 お互いに俺かとなって近づいたけれど反転していて違うので携帯を落として1.1になる。
応用編その3:(例)1@100=83⇒84
 これは難しいので(訳註:説明略)大学院のルールだ。

図:見せ算に使う数字の形

数字の形によって結果が変わらないように,(端点の数,曲がり角の数,三差路の数)のセットで分類してみれば,確かに6と9は同じグループ(1-4-1)であり,2と5も同じグループ(2-4-0)だ。前者は回転操作で重なるが,後者を重ねるためには反転操作が必要だ。それ以外には同等の数字はなかった。


2024年1月10日水曜日

紅白歌合戦

昔は,紅白歌合戦が午後9:00に始まっていた。それまではレコード大賞の時間なのだ。

こどもはもう寝る時間だったので,小学生の間はほとんど紅白歌合戦をみることがなかったような気がする。大晦日の晩ご飯の後は早々にお風呂で身を清め,新しい下着に身を包んで寝る準備をする。初夢の定義には諸説あるにしても,良い夢が見れますようにと祈りながら,さっさと布団に入るのがよい子のルーティーンだ。

妹はおませだったので,おばあちゃんの家のテレビで紅白歌合戦を観るのだといって,夜出かけて行った。なぜ自宅でなくて,歩いて5-6分のおばあちゃんの家でテレビを見る必要があったのかがよくわからない。東京オリンピックの年には,自分の家にもカラーテレビがあったような気がするが,どうなのだろうか。そのころオコチャマだった自分はスヤスヤと寝ていた。次の日,今年の紅白歌合戦は紅(あか)が勝ったか白(しろ)が勝ったかというお馴染の話題で盛り上がるのだけれど,歌謡曲にはあまり興味がなかった。なお,当時おばあちゃんの家のお手伝いさんだったかよちゃんは舟木一夫のファンだった。

最近の紅白歌合戦を見ても,半分以上が名前も知らない歌手やグループで,大半が聴いたこともない曲だ。いやかなり前からそうだったかもしれない。これを定量的に評価できるかと,WikipediaのNHK紅白歌合戦の各回の概要。放送データを眺めてみた。

「知っている」ことの定義が難しい,(1) 歌手やグループの名前だけきいたことがある,(2) 写真のイメージと名前が一致する,(3) その来歴や構成メンバーまでわかっている,(4) 曲の名前だけ聞いたことがある,(5) 曲の歌詞やメロディーの一部を脳内で再生できる,(6) 全曲を歌唱若しくは器楽演奏できる。

とりあえず,歌手名と曲名とメロディーの3セットがリンクして記憶されいるものを5年置きにカウントして全曲数に対する比率を数えてみた。1965-70年に30%程度だったものが,次の10年で20%台になり,1990年以降は10%台で推移している。平成(1989年)に入って,開始時間が前倒しされて二部制になった。視聴率確保のためのテコ入れで懐メロや企画モノが増えることになったので,そこまで知らない曲ばかりというわけでもなかった。

しかし,けん玉はもう勘弁してほしい。

2024年1月9日火曜日

令和6年能登半島地震(2)

令和6年能登半島地震(1)からの続き

テレビでのニュースや,SNSでの記事などを見ていてもなかなか全体像がつかめない。出来るだけ憶測にまみれていない情報を入手したい。

政府が提供している最低限のものが,内閣府の防災情報のページにあった。「令和6年能登半島地震による被害状況等について」である。地震発生翌日の1月2日から毎日出されていて,1月8日の20時段階の最新版は,「令和6年能登半島地震による被害状況等について(令和6年1月7日11:30現在)」であり,1月8日はお休みらしい。せっかく作るのだから目次もあるといいのに。これはわがままな希望なので,自分で作業してみた。完全性は保証していないので,あくまでも参考程度に。
1p 1 地震の概要(気象庁情報:1 月 7 日 11:30 現在)

2p 2 人的・住家被害等の状況(消防庁情報:1 月 7 日 11:30 現在)

3p 3 避難所の状況(内閣府情報:1月 7 日 6:00 現在)

3p 4 その他の状況
3p (1)ライフライン関係
3p ①水道(厚生労働省情報:1 月 7 日 11:30 現在)
6p ②電力(経済産業省情報:1月7日 10:30 現在)
7p ③ガス関係(経済産業省情報:1月7日 10:30 現在)
7p ④高圧ガス・火薬類(経済産業省情報:1月7日 10:30 現在)
7p ⑤製油所・油槽所(経済産業省情報:1月7日 10:30 現在)
8p ⑥SS(経済産業省情報:1月 7 日 10:30 現在)
8p ⑦通信関係(総務省情報:1 月 7 日 11:00 現在)
9p ⑧防災行政無線(総務省情報:1 月 7 日 11:00 現在)
9p ⑨MCA 無線関係(総務省情報:1 月 7 日 11:00 現在)
9p ⑩放送関係(総務省情報:1 月 6 日 7:00 現在)
10p (2)原子力施設関係(原子力規制庁情報: 1月6日 6:30 現在)
10p ①北陸電力(株)志賀発電所
11p ②東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所
12p (3)道路(国土交通省情報:1 月7日 9:30 現在)
12p ①○高速道路 1 路線 3 区間で通行止め
13p ②○直轄国道 1 路線 1 区間で通行止め
13p ③補助国道 3 路線 29 区間で通行止め
13p ④都道府県道等 3 県 70 区間で通行止め
13p (*)交通(カテゴリ名が欠落)
13p ①鉄道(国土交通省情報:1 月 7 日 10:00 現在)
14p ②航空(国土交通省情報:1 月 7 日 9:30 現在)
15p ③物流・自動車(国土交通省情報:1 月7日 9:00 現在)
15p (4)海事(国土交通省情報:1 月7日 10:00 現在)
16p (5)河川(国土交通省情報:1 月7日 9:30 現在)
16p (6)ダム(国土交通省情報:1 月7日 10:00 現在)
16p (7)海岸(国土交通省情報: 1 月7日 10:00 現在)
16p (8)砂防(国土交通省情報: 1 月7日 10:30 現在)
17p (9)港湾(国土交通省情報:1 月7日 9:00 現在)
18p (10)公園・都市(国土交通省情報: 1 月7日 10:00 現在)
18p (11)住宅・建築物(国土交通省情報: 1 月7日 10:00 現在)
18p (12)下水道関係(国土交通省情報: 1 月 7 日 10:30 現在)
19p (13)観光(国土交通省情報: 1 月7日 9:00 現在)
19p (14)医療関係(厚生労働省情報:1 月 7 日 8:30 現在)
21p (15)社会福祉施設等関係(厚生労働省情報:1 月 7 日 11:30 現在)
23p (16)保健・衛生関係(厚生労働省情報:1 月 7 日 11:30 現在)
24p (17)薬局、薬剤師、輸血用血液製剤、毒物劇物関係(厚生労働省情報:1 月 7 日 11:30 現 在)
25p (18)工業用水関係(経済産業省情報:1 月7日 10:30 現在)
25p (19)製造業等(経済産業省情報:1 月7日 10:30 現在)
25p (20)中小企業(経済産業省情報:1 月7日 10:30 現在)
25p (21)児童福祉施設等関係(こども家庭庁情報:1月7日 11:10 現在)
26p (22)障害児施設関係(こども家庭庁情報:1月7日 11:10 現在)
27p (23)農林水産関係(農林水産省情報:1月7日 11:30 現在)
27p ①農作物等の被害
27p ②ため池・ダム等の被害情報
29p ③農村生活環境施設の被害情報
29p ④林野関係の被害情報
30p ⑤卸売市場の被害情報
30p ⑥水産関係の被害情報
31p (24)文部科学省関係(文部科学省情報:1 月 6 日 12:00 現在)
32p (25)郵政関係(総務省情報:1 月 7 日 11:00 現在)
33p (26)法務関係(法務省情報:1 月 7 日 11:00 現在)
34p (27)駐日外国公館への対応(外務省情報:1 月 7 日 10:00 現在)
34p (28)海外からの具体的支援の申し出(外務省情報:1 月 7 日 10:00 現在)
34p (29)金融機関等(金融庁情報:1月5日 15:00 現在)
34p (30)廃棄物処理施設関係(環境省情報:1月 7 日 11:30 現在)
35p (31)災害廃棄物等関係(環境省情報:1月7日 11:30 現在)
36p (32)国立公園関係(環境省情報:1 月7日 11:30 現在)
36p (33)動物愛護管理関係(環境省情報:1月7日 11:30 現在)
37p (34)野生施設関係(環境省情報:1月7日 11:30 時点)
37p (35)官庁施設(国土交通省情報:1月7日 11:30 時点)
37p (36)緊急物資輸送(国土交通省情報:1 月7日 10:00 時点)
38p (37)火葬場の被害状況(厚生労働省情報:1 月 7 日 11:30 時点)
38p (38)人材開発関係(厚生労働省情報:1 月 7 日 11:30 時点)
39p (39)災害ボランティア関係(厚生労働省情報:1 月 7 日 11:30 時点)

39p 5 政府の主な対応
39p (1)官邸の対応
39p (2)総理指示
40p (3)災害対策本部の設置等
40p (4)災害救助法の適用
40p (5)被災者生活再建支援法の適用

40p 6 各省庁の主な対応
40p (1)内閣府
40p (2)気象庁
41p (3)警察庁(2p)
43p (4)消防庁(5p)
48p (5)海上保安庁(2p)
50p (6)防衛省(6p)
56p (7)総務省(5p)
61p (8)法務省
61p (9)外務省
61p (10)財務省
61p (11)文部科学省(3p)
64p (12)厚生労働省(8p)
76p (13)農林水産省(5p)
81p (14)経済産業省
82p (15)国土交通省(2p)
84p (16)環境省(3p)
87p (17)金融庁
87p (18)国土地理院
87p (19)国土技術政策総合研究所・土木研究所・建築研究所・港湾空港技術研究所
88p (20)原子力規制庁(2p)
90p (21)こども家庭庁(2p)

92p 7 都道府県における災害対策本部の設置状況
気がついたことを何点か。
・道路の次の交通関係のカテゴリ名が欠落していた。
・北陸電力志賀原子力発電所の変圧器オイル漏れで火災があったというのはデマだとネトウヨグループが主張していたが,実際には火災があって消火していた。
令和6年1月1日
 16:10 定期検査中(停止中)
 16:45 2号機主変圧器で火災発生、噴霧消火実施
 16:51 2号機主変圧器の火災について、現場確認により火災と判断。公設消防へ通報済
17:18 500KV 焦げ(公設消防に連絡済)、275KV に切替え済。
17:29 2号機主変圧器の火災について、自衛消防隊と運転員により火災なしを確認。 17:30 開閉所について、自衛消防隊が、こげ臭がないこと、火の手が上がっていないことを確認

 ・テレビニュースでは報道されていた米軍が自衛隊とともに活動するという件は全く触れられていない。あるのは「米国国際開発庁(USAID) から被災地で活動する NGO に対して 10 万ドル(約 1,400 万円)の資金提供を行う提案があり、受ける方向で調整中。米側は提供先の NGO とし て、ピースウインズ・ジャパンを対象とすることを想定。」の件だけだ。

・自衛隊の災害派遣要請は,石川県知事から愛知県守山駐屯地の第10師団長に対して1月1日に発出されている。陸上自衛隊第10師団は,中部方面隊直轄で東海北陸を担当地域にしている。金沢市の平和町(野田)の金沢駐屯地には陸上自衛隊の第14普通科連隊がある。

・中部方面隊の陸上自衛隊第4施設団は出動しているが,世に倦む日々が指摘していたようにほとんど目立った活動がみられない。福井(鯖江)の第372施設中隊ががれき除去している程度か。富山(砺波)の第382施設中隊は動いていないの?

・河北潟干拓地に11戸の酪農家が営農していて2000頭の牛がいる。石川県の生乳生産量の半分を占めている。乳牛一頭一日100Lが必要なので断水が命取りになって困っている,というような情報はTwitter(X)でしか得られず,内閣府の報告には上がっていない(明示されていない)。多分その手の話がたくさんある。


図:能登半島地震の震央分布図(気象庁から引用)

追伸(1/10/2024):
 原子力規制庁の資料では「火災がなかった」とされている。しかし「噴霧消火設備を手動起動したことを確認した。」との記述も。なんで?

2024年1月8日月曜日

GO

大阪・関西万博2025の際に,大阪でライドシェアを実現しようと吉村が動いている。背後に菅義偉や河野太郎がいるので,どう考えても怪しいということになってしまう。地域ごとのタクシー事業者との合理的な棲み分けや調整さえうまく図られればよいのだろうが,複雑に絡み合った利権の縺れた糸を解きほぐすのはそう簡単ではなさそうだ。

世界的には,ライドシェアといえばUberであり,サンフランシスコでドリキンが普通に使っているのを見ていると,いつかはそれがあたりまえの風景になっていくのかもしれない。

日本では,まだライドシェアが法的に認められていないので,Uberは大都市に特化したタクシー配車サービスのUber Taxiの展開にとどまっている。一方タクシー配車アプリは昔からちらほらiPhoneで見かけたけれど,使ったことはなかった。

この度,なら歴史芸術文化村MINAMI(吉田南)のコンサートがあるというので,孫の風葉ちゃんたちと一緒に,タクシー配車サービスに挑戦することになった。日本で最も普及しているスマートフォンのタクシー配車アプリが,GOである。10万台が登録されているということで,単純計算すると1万人当たり8台になるので,天理市だと50台以上は利用可能になるはずだった。

ところで,GOアプリに登録してタクシーを呼び出してみると,タクシーの姿はあって,4-12分で来るというメッセージは出るのだけれどいっこうに来る気配がない。仕方がないので地元の天理タクシーに直接電話してきてもらう。

天理タクシーにはタブレットがついていて,GOサービスが使えそうな雰囲気がある。運転手さんに聞いて見ると,支払いはGOで可能なのだけれど,このあたりではGOでの配車予約はできないとのことだった(どの程度確かなことかはよくわからない)。とりあえず,GOアプリとNFC接続することで,QRコードスキャン無しで支払うことができた。


写真:GOアプリのアイコン(AppStoreから引用)

2024年1月7日日曜日

令和6年能登半島地震(1)

元旦の午後4時過ぎ,能登で大きな地震が起こっているらしいと聞き込んでTVをつけた。

それからまもなく震度5強の前震(16:06)の直後の16:10に,最大震度7の令和6年能登半島地震(M7.6)が発生した。テレビや携帯からはけたたましい緊急地震速報が流れた。10Fの自宅でも,長く感じられる時間大きな揺れが幾度か押し寄せた。阪神・淡路大震災以来かもしれない。後に,奈良県でも震度3から震度4だったとわかる。

今回の地震のエネルギーは平成7年兵庫県南部地震(M7.3)より2倍以上大きい。地震はマグニチュードが0.1増えるとエネルギーが√2倍になる(マグニチュード1で2^5=32倍)からだ。

昨年度の石川県の人口は,111.5万人である。加賀(かほく市・河北郡以南)が94.5万人,能登(羽咋郡以北)が17万人という内訳になっている。震源の珠洲市が1.2万人,輪島市は2.3万人である。もしこの地震によって亡くなられた方が250人に達すると仮定するならば,能登地方の人口を母数とする比は0.15%となる。阪神淡路大震災における兵庫県の対象地域の人口400万人を母数とした死者数6400人は,0.16%なので,ほぼ同じオーダーの死亡率になる。

一方,東日本大震災(M9.0)の場合はどうだろうか。東日本大震災記録集(第3章災害の概要)によれば,岩手県・宮城県・福島県の死者・行方不明者数(100名以上の自治体で仙台市といわき市を除く)は1万9000人であり,地域人口88万人に対する比率は2.1%である。しかし,死亡原因の90%が津波に起因した溺死であり,これを除けば0.21%である。すなわち,阪神淡路大震災や,今回の能登半島地震の仮定値とおよそ同じオーダーになる。

なお,熊本地震(M7.3)では,被害の大きかった市町村の死者数240人に対応する地域人口が104万人なので,0.023%となっており,能登半島地震の数分の1のオーダーになっていた。これらの数字は,状況を単純化しすぎた評価であるかもしれない。同様の結果をTwitter(X)に投稿していた早川由紀夫さんはボロクソにディスられていた。


図:発生後の地震の積算回数(気象庁の第12報からの引用)

追伸:
[2]「令和6年能登半島地震」について(第 12 報)(気象庁地震火山部)

2024年1月6日土曜日

(冬休み 12)

人・子供・大人・老人
사람(saram)・어린이(eorin-i)・성인(seong-in)・노인(no-in)

2024年1月5日金曜日

2024年1月4日木曜日

(冬休み 10)

甘い・苦い・酸い・塩辛い
달다(dalda)・쓰다(sseuda)・시다(sida)・짠다(jjanda)

2024年1月3日水曜日

(冬休み 9)

勉強する・遊ぶ・食べる・眠る
공부할(gongbuhal)・놀(nol)・먹을(meokul)・잘(jal)

2024年1月2日火曜日

(冬休み 8)

靴・シャツ・ズボン・スカート
신발(sinbal)・셔츠(syeocheu)・바지(baji)・스커트(seukeoteu)

2024年1月1日月曜日

(冬休み 7)

車・バス・電車・自転車
자동차(jadongcha)・버스(beoseu)・기차(gicha)・자전거(jajeongeo)

2023年12月31日日曜日

(冬休み 6)

本・ノート・鉛筆・消しゴム
책(chaek)・노트(noteu)・연필(yeonpil)・지우개(jiugae)

2023年12月30日土曜日

(冬休み 5)

学校・教室・先生・生徒
학교(hakgyo)・교실(kyosil)・선생님(seonsaengnim)・학생(haksen)

2023年12月29日金曜日

(冬休み 4)

机・いす・ベッド・食卓
책상(chaeksang)・의자(uija)・침대(chimdae)・식탁(sigtag)

2023年12月28日木曜日

(冬休み 3)

リンゴ・いちご・バナナ・ぶどう
사과(sagwa)・딸기(talgi)・바나나(banana)・포도(podo)

2023年12月27日水曜日

(冬休み 2)

ピアノ・ギター・太鼓・笛
피아노(piano)・기타(gita)・북(bug)・피리(pili)

2023年12月26日火曜日

2023年12月25日月曜日

M-1グランプリ2023

M-1グランプリやってるよという連絡を受けて,久しぶりにTVのチャンネルを回した。

笑い飯がタイトルを取る頃まではよく見ていたが,最近はちょっと足が遠のいていた。審査員のコメントや評価もなんだかしっくりこなくて,最近の笑いのスタイルにうまく波長が合わなくなっていた。

今回,久々に見ようという気になったのは,NHKのあさイチで博多大吉が「審査するのがちょっと憂鬱だ」というような話をしていたからだ。NHKが大阪維新とグルになっている吉本興業とベタベタの関係になっているのはちょっとどうかと思うが,朝のひとときを博多華丸・大吉の無難な笑いで過ごすのは精神衛生上よいかもしれない。

M-1グランプリを令和ロマンの次あたりからみた。さや香の評価が高かったけれどちょっとうるさすぎて,ピンと来なかった。ヤーレンズの笑いが一番自分の壺にはまって終始ニヤニヤしていた。今回はそれぞれ,審査員のコメントもみな納得できるものでよかった。最後の3組を残したあたりで,古典芸能への招待の録画が始まり,チャンネルは自動的にあまり好きでない市川團十郎に切り替わってしまった。

その後,クリスマスイブにネットで確認すると,令和ロマンが2023のチャンピオンになっていた。さっそくYouTubeで探してみたが,まあまあという感じかな。ヤーレンズの方が自分には合っていた。

P. S. さらに次の日クリスマスの夜にネットで確認するため,最終決戦三組のネタをあらためてみた。令和ロマン(クッキー工場)<ヤーレンズ(ラーメン屋)<さや香(見せ算)だった。「見せ算」圧倒的に面白かったやんか。ただ審査員から票は入っていなかった。

P. P. S. さや香の新山は大阪教育大学卒業だった。どおりで自分と波長が合うネタだったわけだ。

[1]大吉ポッドキャスト,いったんここにいます! M−1グランプリの採点振り返りです。

2023年12月24日日曜日

6文字のDNA

DNAというと,55年前に高等学校の生物の時間に学んだところで知識が留まっている。4つの塩基が対になって並ぶことで,DNAの複製で情報が保たれるということ。3つの塩基情報が1つのアミノ酸に対応すること。くらいだ。

米島君はこの遺伝情報の伝達のところが一番重要なポイントだといっていたが,自分は,むしろ進化のところに興味があった。結局それもDNAによる遺伝情報の伝達に帰着したのかもしれないが,当時の高校の生物教科書ではそこまで深入りできるわけでもない。

1970年万博の太陽の塔の中を小松左京がデザインした生命の進化の樹ができるというので,すごく期待していたのだけれど,残念ながら,乃村工藝社が作ったような(そうかどうかは知らない)期待外れのモックアップが並んでいた。

DNAの塩基の種類が4でないとどうなるか,これまで考えたこともなかった。「4文字のDNAを6文字に拡張してセントラルドグマを騙す研究」という怪しい記事に出会った(が真面目な論文[1]だった)。そうか,その手があったのか。

論文のアブストラクトをDeepLで訳して,Bardで要約すると前半は次のようなことだった。
人工的に拡張された遺伝情報システム(AEGIS)は、DNAに新たな塩基対を追加したものです。この新たな塩基対は、天然の塩基対と異なる水素結合パターンを持っています。そのため、RNAポリメラーゼによって認識され、処理されるかどうかは不明でした。

 この論文では、大腸菌のRNAポリメラーゼが、6文字に拡張された遺伝システムにおいて、非天然型核酸塩基を選択的に認識することを示しました。高分解能低温電子顕微鏡構造から、AEGISと天然塩基対の認識の背後にある共通の原理が明らかになりました。
このとき,ATGCにBSが追加されることになる。この主の研究は古くからあって,いくつかの可能な塩基ペアが見つかっているらしい。DNAとして機能するためには,複製,転写,翻訳の3つの機能が実現されル必要がある。新しい塩基を含む3塩基組に対応する転写RNAとアミノ酸があって,これまでになかった高機能なタンパク質が生成されるという段階には達していない。

もし,DNAに6塩基対を持って自己増殖できるあらたな生命体系が創造されたらどうなるだろうか。AGIがそのような新しい生命の創造神となるのだろうか。


図:DNAからタンパク質合成へ(KEK物質構造科学研究所から引用)


[1]A unified Watson-Crick geometry drives transcription of six-letter expanded DNA alphabets by E. coli RNA polymerase(Nature)

2023年12月23日土曜日

わが街,道頓堀

諸般の事情から,一人で松竹座の芝居にいく。

久しぶりの大阪市内だが,晴れていてなんとか寒さもしのげた。いつのまにか,角のはり重のビフカツサンドが2980円になっていた。10年ほど前に,最初に手にしたときは1500円くらいだった。いつのまにか倍になってしまった。ちょっともう食べられないか。

観劇したのはわかぎゑふの「わが街,道頓堀」という現代劇で,1970年の万博直前の大阪の雰囲気を描いたものだ。お客さんは若い女性が中心で,松竹座の2階のトイレがすべて女性用に設定されていた。松竹座開場100周年記念ということで,道頓堀あたりの商店や名物が実名でたくさん登場している。おだやかな芝居だったがなかなかおもしろかった。小松左京の名前が出たのは,わかぎゑふが関西のSF界と関係が深かったということ?

劇中で落語家の役をしていたのが笑福亭銀瓶だったというのは,終演後にパンフレットを見てからやっとわかった。売店で自著が販売されていますと宣伝していたところで,誰かなと思った。現実の2025万博前の状況は,当時1970万博前に比べるとよくもわるくも生ぬるいことになっている。大阪の行政を皮肉りつつも,当時の反対論を未熟な学生さんの反抗だけで描写しているのは,ちょっといただけないが,まあ,こんなものか。

描かれていた大阪は,自分が阪大への進学を機に暮らすようになった時代や場所そのものである。天牛書店などの古書店を巡って,頻繁に道頓堀に通っていた頃なので,当時の空気が懐かしい。


さて,すーちゃん,むぎちゃんと,かざちゃんのプレゼントを探して,デパートや新しくなったHANDSや書店などを何箇所も回ったけれど,どうにもこうにもピンと来ないので挫折してしまった。前回の万博から55年経った大阪の街には,モノと情報はあふれているのだけれど,なんだかまったく楽しくないのだった。いや,それとこれは話が違うのだけれど・・・,どうやらお母さん達に直接希望を聞いたほうがよさそうである。