2025年11月5日水曜日

AI人格

仮想AI社会からの続き

前々回から紹介し続けている日経の一面特集記事,超知能第2部人類拡張⑤で一応の区切りを迎えた。最終回は,道具としてのAIではなくて,仲間としてのAIという観点だ。AIを知能の存在としてみるのではなくて,感情の存在としてみようというわけだ。

米国で2月にフロリダ州の14歳の少年,4月にカリフォルニア州の16歳の少年が,自殺した事件があった。これらは,AI ChatBot 等との会話にのめり込んだからだといわれ訴訟になっている。

SNSへの依存については日本でも話題になっているが,それが対話型AI(AI人格との対話)になるとさらに深まることが懸念される。マルチモーダルで自分の設計する顔や声や動作になれば,どうなることだろう。ある意味,AIが超知能を持つ(第1種シンギュラリティ)よりも超感情で人間に共感する(第2種シンギュラリティ)ようになる場合の方が怖いのかも知れない。

日経の記事では下図のような調査結果も報告されている。まあ,配偶者が40%でいまいち感情共有されていないという結果もどうかと思うが・・・。



図:AIとの感情共有(日経朝刊からの引用)


[1]2024.12.13 人格再現AI(1)
[2]2024.12.14 人格再現AI(2)
[3]2024.12.20 人格再現AI(3)
[4]2024.12.21 人格再現AI(4)
[5]2024.12.17 人格再現AI(5)
[6]2025.4.28 AIコンパニオン


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