2024年4月23日火曜日

日本古典文学大系

香炉峰の雪からの続き

枕草子原文がネット上にないかと調べてもなかなか適当なものがない。Wikisouceのテキストデータは不完全だ。枕草子三巻本のテキストデータが国語の先生の為のテキストファイル集にある。

国立国会図書館デジタルコレクションには,日本文学大系という活字化された古典文学の全集があった。ユーザ登録するだけで,このあたりは全部オンラインでイメージを見ることができる。
日本文学大系:校註 新訂版(風間書房,1955-)
第1巻 竹取物語,伊勢物語,大和物語,濱松中納言物語,無名草子,堤中納言物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668807
第2巻 土佐日記,和泉式部日記,更級日記,枕草子,方丈記,徒然草
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668808
第3巻 落窪物語,宇治拾遺物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668810
第4巻 源氏物語上巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668811
第5巻 源氏物語中巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668812
第6巻 源氏物語下巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668813
第7巻 住吉物語,古今著聞集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668814
第8巻 大鏡,増鏡
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668815
第9巻 平家物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668816
第10巻 万葉集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668817
第11巻 三十六人集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668818
第12巻 三十六人集,三十六人集補遣,六女集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668819
第13巻 古今和歌六帖,続詞花和歌集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668820
第14巻 八代集上巻,古今和歌集,後撰和歌集,詞花和歌集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668821
第15巻 八代集中巻,拾遺和歌集,後拾遺和歌集,金葉和歌集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668822
第16巻 八代集下巻,千載和歌集,新古今和歌集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1668823


日本文学大系:校註(国民図書,1927-)
第1巻 古事記,風土記,祝詞附壽詞,宣命,高橋氏文,日本書紀
https://dl.ndl.go.jp/pid/1226487
第2巻 竹取物語,伊勢物語,大和物語,濱松中納言物語,無名草子,とりかへばや物語,堤中納言物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018047
第3巻 土佐日記,蜻蛉日記,和泉式部日記,紫式部日記,更級日記,東闢紀行,十六夜日記,清少納言枕草子,方丈記,徒然草
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018057
第4巻 宇津保物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1226500
第5巻 落窪物語,狭衣,住吉物語,石清水物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1226519
第6巻 源氏物語上巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018050
第7巻 源氏物語下巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1226543
第8巻 今昔物語上巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1179377
第9巻 今昔物語下巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1226561
第10巻 宇治拾遺物語,古今著聞集
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018049
第11巻 榮華物語。榮華物語系図
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018052
第12巻 水鏡,大鏡,今鏡,増鏡
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018078
第13巻 月のゆくへ,池の藻屑,豊鏡,義経記
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018085
第14巻 保元物語,平治物語,平家物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018053
第15巻 源平盛衰記上巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018055
第16巻 源平盛衰記下巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018065
第17巻 太平記上巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018054
第18巻 太平記下巻,吉野拾遺,神皇正統記
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018064
第19巻 お伽草子,鳴門中将物語,松帆浦物語,鳥部山物語,秋の夜の長物語,鴉鷺合戦物語
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018100
第20巻 謡曲上巻
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018058
第21巻 謡曲下巻,古曲拾遺,謡曲小引
https://dl.ndl.go.jp/pid/1226577
第22巻 狂言記,続狂言記,狂言記拾遺,狂言記外篇
https://dl.ndl.go.jp/pid/1018059
第23巻 本朝文粋
https://dl.ndl.go.jp/pid/1226592
第24巻 懐風藻,凌雲集,文華秀麗集,経国集,本朝續文粋
https://dl.ndl.go.jp/pid/3430362
第25巻 国文学研究資料,国文学研究書目,和歌索引,本文索引,総目録
https://dl.ndl.go.jp/pid/1179389

より最近に出版されたものだと,岩波書店の日本古典文学大系(-1967)や新日本古典文学大系(-2005),がある。日本版の生成AIを開発するならば,すくなくともこれらの全文データは学習させておくべきだと思う。あと,日本思想大系(-1992)日本近代思想大系(-1992)も必須か。筑摩書房にもいろいろ(近代日本思想大系現代日本思想大系)ある。


話を戻して,古典文学の分かりやすい全集といえば,小学館の日本古典文学全集,新編日本古典文学全集がよいらしい。三段組で,註釈,本文,現代語訳が並んでいる。枕草子はどうかと思ってみると,残念ながら絶版なのでAmazonで古本が9000円以上の値がついている。定価の倍以上だ。

ジャパンナレッジは,小学館系なので,新編日本古典文学全集全巻にもアクセスできるのだが,年間サブスクリプションが 16,500円なので,それはそれで微妙だ。万博に数千億の無駄金(建設会社と広告会社は儲かる)を投じるくらいならば,日本の古典全てのデジタルアーカイブして(情報土木会社が儲かる),国民に無料開放するほうがよほどこれからのAI時代の役に立つような気がするけど。

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