2020年6月12日金曜日

岡山更生館事件

岡山更生館事件が話題になっていたので,Wikipediaをみたらテレビの2時間ドラマのプロットのようにドラマチックな記述だった。毎日新聞の大森実さんは著名なジャーナリストだが,Wikipediaのこの記事の主著者の方もちょっとなかなかな方であった。ひどい事件には違いないと思うが,どこまでどうなのかはよくわからない

例の小池百合子の件で,清水有高と安富歩が語っていたように,「嘘」というキーワードより「ハッタリ」の方がふさわしいのかもしれず,安倍政権のもとで電通が暗躍し,大阪維新のもとに吉本が妄動しているのも,「利益誘導」という経済原理に加えて,「ハッタリ」という情報原理(広告原理)が貫徹しているような気がする。そんなことは,半世紀も前に筒井康隆をはじめとする日本SF作家陣が擬似イベントSFとしてそのエッセンスを取り出していたような気がするけれど。

岡山更生館事件は悲劇で不正義ではあるけれど,ちょっとだけひっかかるところもある。小池百合子問題も同様。ただ,法的なシステムをぐずぐずにしてしまいかねない不誠実や不正義の横行は,到底「ハッタリ」で済ませることができないのだけれど。


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