2024年8月7日水曜日

学術会議(5)

学術会議(4)からの続き

8月1日の朝日新聞デジタルに加藤陽子(1960-)のインタビュー記事「任命拒否も、あの日の理不尽も記録して 加藤陽子さんの闘い方」が掲載された。

有料記事なのだけれど,非常によいメッセージだったので,幾人もの方がプレゼント公開されていて読むことができた。選択的夫婦別姓問題にからみ,研究室には野島陽子の名札を出している加藤さん,「これまで大学に通称使用届などを出したことはありません。『悪い制度に誠実に対応し すぎない』ことが大事で、やってしまえばいいんです。」,大いなる共感を呼んでいた。

さて,インタビュー内容をChatGPT-4oに読み込ませると,
Q(koshix):
ブログ記事として紹介してください。

A(ChatGPT-4o):
(略)

Q(koshix):
一番読者の共感をよび心に響くメッセージを丁寧に読み解いてください。

A(ChatGPT-4o):
加藤陽子さんのインタビューの中で最も読者の共感を呼び、心に響くメッセージは、以下の部分です:

「幼い頃から自分のことを『特別な任務を背負っている』人間だと気負って生きてきたせいか、過去の女性も同時代の他の女性たちをも、きちんと見てこなかった。野枝の随筆『階級的反感』は、銭湯で近所の女工たちに少し意地悪をされただけで縮こまってしまう自らの姿を描いていました。女工たちが見ている世界に入っていけない自分を責めた野枝でしたが、見てこなかったものに気付く時点から新しい関係は始まってゆくはずでした。若くして命を奪われた彼女にはその時間が許されなかったけれども。私も今、勉強しているところです」

丁寧に読み解き

1.自己認識と責任感
加藤さんは、幼い頃から自分を「特別な任務を背負っている」人間だと考えて生きてきました。この自己認識は、彼女の強い責任感と使命感の表れです。しかし、この責任感が過度に強くなることで、他者や同時代の女性たちを見つめる余裕を失ってしまうこともあったと振り返ります。

2.野枝の影響
伊藤野枝の随筆『階級的反感』に登場するエピソードは、日常の中での小さな出来事を通じて、自己と他者の関係を深く洞察しています。野枝が近所の女工たちに意地悪をされて縮こまってしまう場面は、女性が直面する社会的圧力や葛藤を象徴しています。このエピソードを通じて、加藤さんは自身の経験と重ね合わせながら、見過ごしてきたものに気付く重要性を説いています。

3.気付きと変化の重要性
「見てこなかったものに気付く時点から新しい関係は始まってゆく」というメッセージは、非常に力強いものです。人は過去の経験や固定観念に囚われることが多いですが、それに気付き、視点を変えることで新たな理解や関係が生まれるという希望を持たせてくれます。この考えは、個人の成長だけでなく、社会全体の進歩にも通じるものです。

4.学び続ける姿勢
「私も今、勉強しているところです」という言葉は、加藤さんの謙虚さと学び続ける姿勢を象徴しています。彼女は既に多くの知識と経験を持つ著名な歴史学者ですが、それでもなお学び続け、自己を問い直す姿勢を持っています。この姿勢は、多くの読者にとって励みとなり、共感を呼ぶ要素です。

結論
加藤陽子さんのメッセージは、自己認識と責任感の持ち方、他者との関係性の見直し、そして学び続ける姿勢の重要性を示しています。彼女の言葉は、個々人が自己を振り返り、成長し続けるための大切な指針となるでしょう。このメッセージは、多くの人々に深い共感を与え、心に響くものであるといえます。

Q(koshix):
学術会議問題に関わる彼女の強い思いをうまく言葉にしてください。

A(ChatGPT-4o):
(略)

Q(koshix):
このテキストを離れ,一般的な論説などを踏まえた上で,学術会議任命拒否問題はなぜ生じたかを,歴史的経済的政治的社会的哲学的な背景のもとで鋭く分析してください。

A(ChatGPT-4o):
(略)

Q(koshix):
現実問題として,政府が学術界によるお墨付きを得る手段としては,総合科学技術会議など,従来の枠組みを無視して,御用学者を集めた諮問組織を利用することがあたりまえになっていたので,学術会議の重要性は非常に低下していたと思います。それなのにわざわざこの人事に手を突っ込む必要があったのでしょうか。単に学術会議をスルーして,政府の政策に従った結論を出す諮問機関を多用すれば済んだ話なのではないですか。

A(ChatGPT-4o):
学術会議の任命拒否問題において、政府がなぜわざわざこの人事に手を突っ込む必要があったのか、背景と動機を考察するために、以下の視点から分析します。

1.政治的メッセージの発信
学術会議の任命拒否問題は、単なる人事問題に留まらず、政府が学問界に対して政治的メッセージを発信する手段として利用された可能性があります。政府が自らの政策に批判的な学者や機関に対して直接介入することで、他の学術機関や学者に対する牽制効果を狙ったのかもしれません。このような行動は、政府の権威を示し、学問界に対する支配力を強調する手段として機能します。

2.公共の目を引くための戦略
学術会議は、名実ともに日本の学術界の代表的な機関であり、その動向は国内外の注目を集めます。政府が学術会議に介入することで、広く社会に対して自らの政策や立場をアピールする場を得ることができます。これは、政府が科学技術政策や学問の独立性に対する姿勢を示すための戦略的な行動とも解釈できます。

3.学術会議の影響力の再評価
政府が学術会議の重要性を低下させる一方で、学術会議の存在そのものが依然として象徴的な意味を持つことも考慮すべきです。学術会議は、その歴史と権威から、多くの学術者や市民にとって重要な存在であり続けています。政府がこの組織を無視するのではなく、積極的に介入することで、その影響力をコントロールしようとする意図があるかもしれません。

4.内部対立の反映
学術会議内の対立や不一致が、政府介入のきっかけとなった可能性もあります。学術会議が内部で分裂し、政府の政策に対する統一した立場を示せない状況にある場合、政府はこれを利用して、より親政府的な勢力を強化しようとするかもしれません。このような内部対立の存在が、任命拒否問題を引き起こした背景の一部である可能性もあります。

5.制度改革への布石
政府が学術会議に対して介入することは、将来的な制度改革への布石としての意味合いも持つかもしれません。学術会議のあり方や役割に対する疑問や批判が高まる中で、政府はその改革を促進するための一歩として、今回の人事介入を行った可能性があります。これにより、学術界全体の再編成や政府の政策決定プロセスの見直しを図ることが考えられます。

結論
学術会議の任命拒否問題は、単に学術界と政府の関係に留まらず、政治的、戦略的、象徴的な意味を持つ複雑な問題です。政府がわざわざこの人事に介入する必要があった背景には、学問界に対する権威の示威、社会への政治的メッセージの発信、学術会議の象徴的価値の再評価、内部対立の利用、制度改革への布石といった多様な要因が絡み合っています。これらの要因が重なり合うことで、学術会議の任命拒否問題が発生したと考えられます。
4.はどうかわからないけれど,サンデーモーニングや報道特集のコメンテーターレベルのことは答えることができる。そのためには質問に誘導的なニュアンスを入れる必要がある。

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