2023年7月3日月曜日

満月

満月が出てるよというので,ベランダに出て見ると南東の低い空につぶれた楕円形に光る月が出ていた。満月じゃないのではと,iPhoneの六曜で月齢を確認してみると満月でした。

先日の人間ドックでは眼鏡をかけて右眼が0.4,左眼が0.9だった。そんなわけで,裸眼では無限遠方の光点はたいてい歪んでぼやけて見える。早速眼鏡をかけて月の形を確認してみると確かに満月だ。

ところで,なぜこんな低い空にかかっているのかと思ったけれど,良く考えれば,昨日が夏至からおよそ10日後の半夏生。春分や秋分における月の南中高度は90度−緯度である。これに地球の公転面に対する自転軸の傾き23.4度をプラスマイナスしてあげれば,冬至や夏至の南中高度がわかる。

探してみると奈良県の各市町村の緯度経度の値が見つかった。天理市は,東経135.8度,北緯34.7度になるので,夏至における月の南中高度は 90-34.7-23.4=31.9度となる。それは低いわけだ。これが冬至になれば,90-34.7+23.4=78.7度となる。こんなにも違うのか。梅雨時に満月を見ることはあまりなかったので,ちょっとビックリ。

天理市の経度緯度は,市役所の位置だけでなく,東西南北端の値も出ている。このうち西端がいつもの散歩コース上にあり,ファミリー公園のちょっと東側の田んぼの中だ。



図:国土地理院の地形図から天理市西端近傍

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