2022年3月5日土曜日

Wordle(2)

 Wordle(1)からの続き

Wordleは5文字の英単語をあてるゲームだった。日本語でもできるのではと調べてみると,いくつか紹介されていた。アルファベットは26文字に限定されるので,単語成立条件を問わなければ5回でほぼすべての文字が含まれるかどうかが判定できる。しかし,日本語のかなでは,濁音,半濁音,拗音,撥音などもあるため,約80文字くらい必要である。したがって,16回≈3倍ほどの手間をかける必要があることになる。

(1)WORDLE ja(aseruneko):入力するのが辞書にない言葉でもかまわない。試行回数にも制限がない。ということでゲームとしてのおもしろさに欠けるかもしれない。

(2)ことのはたんご(大西力登):試行回数は10回までで,外来語も含まれる。辞書が弱いと感じたが,作者はそのあたりも考えた上で1万語の辞書を用いている。noteに詳しい経緯があるのがありがたい。

(3)ことばであそぼう(Desmond Lee):4文字で試行回数は12回にしてある。これも辞書が弱い。ただ,回数が少ない分,ヒントモードを加えることで日本語化した場合の難点を回避する作戦か。

(4)漢字ル(大坪弘尚):四字熟語版である。部首の共通点が指摘されるようになっている。漢字変換入力のインターフェースがちょっと気になる。試したところいきなりホールインワンになってしまった。

日本語のかなの出現頻度表はあるが,あまり絞り込みの役には立たない。支援ツールとしては,精選版日本国語大辞典を使ったが,これだけではちょっと難しい。○○から始まる、○○で終わる言葉一覧とか,ことばさあちとかあるにはあるがどんなものだろうか。

ことのはたんご 第43回 5/10
   ⬜⬜⬜⬜⬜ 20426
   ⬜⬜⬜⬜🟩 1476
   ⬜⬜⬜🟨🟩 40
   ⬜🟨⬜⬜🟩 29
   🟩🟩🟩🟩🟩 1
   図:ことのはたんごの実行例

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