2020年9月6日日曜日

おもちゃ

 一月万冊の清水有高が元れいわ新選組参議院議員候補者の安冨歩や電通五輪に鋭く切り込む元博報堂の本間龍などをゲストとしてyoutubeチャンネルでやっている番組をときどきみている。菅野完のtwicas/youtubeチャンネルと並んで時間が消費されていく。

今日の話は,安倍晋三が本丸ではなかったのではという件である。第2次安倍政権を実現するべくいやがる本人を引っ張り出したのが菅義偉であるという大下英治説を紹介していた。これまでは,安倍晋三と政策秘書官の今井尚哉や事務担当秘書官の佐伯耕三などの経済産業省系官僚がコアであり,その周辺に菅+麻生+二階が回っているというイメージだったけれど,どうやらこれは天動説であり,実際は地動説が正しかったのかもしれない。

その根拠として取り上げられたのが,安倍晋三のおもちゃとしての憲法改正と拉致被害者問題というコンセプトである。ともに,7年半の間にこれっぽっちも進んでいないしやろうともしていない。そもそも憲法改正の正式な自由民主党案ですら誰もまとめようとしていない。菅義偉が担当の拉致問題も一ミリも動かしていない。これらは安倍が主導権を発揮しなかったというより,むしろ晋三に与えられたおもちゃ(右派勢力を引きとどめるための)であり,地動説の太陽グループが首相をその座に据えておくのに与えた道具だったというわけだ。

それにもかかわらず安倍晋三が主体的に動いている部分がゼロというわけではないと思われる。森友問題,加計問題,桜を見る会・・・(隠蔽作業が菅によるとしても),あるいは,稲田朋美,杉田水脈,河井案里などのお友達人事,甘利明の件などなど。

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