2020年7月31日金曜日

女帝 小池百合子(2)

女帝 小池百合子(1)からの続き

斎藤美奈子森達也web掲示板談話第105回が,『女帝 小池百合子』を読んで という斉藤から森へのメッセージであった。二人とも1956年生まれで新潟県立新潟高校の同級生だったとか。

「この本を褒めた人は,(1)じつはきちんと読んでいない,(2)都知事選前の時流に流された(リベラル陣営に忖度した・選挙で彼女を落選させたかった),(3)そもそも本を読む力がない,(4)そもそも性差別主義者である,のどれかではないかと思います。」として,「女帝 小池百合子」と石井妙子を強く批判していた。

著者の石井妙子は「おそめ」の件で評価していたけれど,考えてみれば,自分では読んでおらず,松岡正剛や菅野完の情報でしか判断していなかった。立ち読みしたエジプトの下りでも微妙な違和感を感じたのだけれど,それより,小池百合子憎しの気分が優先していたのは事実なので,自分の場合は上の4項目がすべて当てはまりそうだ。

斎藤美奈子は,東京新聞のコラムがときおりtwitterに放流されてきて,ほとんど同意できる内容なので相対的に信頼できるようにも思う。斎藤美奈子の判断の方が正解に近いのかもしれない。

[1]『女帝 小池百合子』石井妙子(千浦僚,2020.7)
[2]小池百合子氏と『モダンガール論』(香山リカ,2020.7)
[4]小池百合子はモンスター?(斎藤美奈子,2020.8)
[7]『女帝 小池百合子』を読む(1)(2)(井戸まさえ,2021.1)


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