2020年2月3日月曜日

なにわ夫婦八景

松竹座の「なにわ夫婦八景」は,廓(かまえ)正子(1929-)の「なにわ華ものがたり」が原作で,桂米朝の妻の中川絹子夫人と米朝およびその弟子たちの物語である。したがって,真琴つばさが主人公なのだろう。

桂ざこばが米朝の師匠の四代目桂米團治,ざこばの娘の関口まいがその妻の役。ざこばも書かれたセリフがないときびしいのが残念だった。桂団朝を除いて,ざこばの弟子たちが米朝の弟子の役をつとめる。桂團治郎は五代目桂米團治の弟子か。

聞いたことのあるようなエピソードの連続で,説明的な脚本だったけれど,わかりやすいといえばわかりやすい物語,ものたりないといえばものたりない。そもそもの趣旨が桂米朝五年祭なので,これは,これでよいのだろう。今日は節分,豆まきの日でした。

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