2019年3月12日火曜日

World Wide Web

本日2019年3月12日のグーグルは,ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)誕生30周年のデザインになっていた。ワールド・ワイド・ウェブの歴史が平成の歴史とほぼ重なっているのか。1989年の3月12日に欧州原子核研究機構(CERN=Conseil Europeen pour la Recherche Nucleaire)ティム・バーナーズ=リーが,情報管理システムの提案をしたのが出発点となっている。1990年の12月には,NeXTコンピュータ上にシステムを構築し,1991年には,世界最初のウェブサイト http://info.cern.ch/  が公開されている。

その2年後の1993年に,画像とテキストが統合されたブラウザ,NCSAモザイクが登場する。そのシステムを開発したマーク・アンドリーセンはNetscape社を立ち上げ,しばらくは,ネットスケープ・ナビゲータが標準ブラウザの位置を占めていた。まもなく,それはMicrosoftのインターネット・エクスプローラに取って代わられてしまった。

ウェブサーバのソフトとしては,ティム・バーナーズ=リーによって最初に作られたCERN-httpd,NCSAモザイクに対応した NCSA HTTPdなどがあった。20年ほど前に,最初にサーバにインストールしたのはNCSA HTTPdだったが,これが,Apache HTTP Serverに引き継がれたので切り替えた。10年前ごろには忙しくなったのか歳を取ったせいか,サーバーのお守りもできなくなってしまった。

このあたりの歴史は,TheWebKANZAKIのウェブブラウザ小史2001に詳しい。

写真:NCSA MOSAIC beta(ウェブアーカイブから

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