2019年1月7日月曜日

大学の情報教育と商用検定

Julia言語が大学の正規授業でどのくらい使われているか。粗いサーベイの範囲ではインターネット空間上で観測される事例はそれほど多くない。

シラバスだけでなく資料まで確認できる例としては,
・京都大学の櫻川貴司さんの情報基礎演習(全学部・全回生,Python,R,Rubyとの選択)
・大阪大学の降旗大介さんの応用数理学9(理学部数学科4年)
・法政大学の宮崎憲治さんの応用マクロ経済学B(経済学研究科,2016年)
など

関連資料としては,
・東京芸術大学の丸井さんの「なぜ僕らはJuliaを作ったか(訳)」(音声信号処理が本体)
・筑波大学の武内修さんのプログラミング/Julia(Mathematicaとの比較がある)
など

なお,ac.jp以外で日本語の充実したページは,
・広井誠さんのお気楽Juliaプログラミング超入門(その他の言語も盛りだくさん)

本題はそこではなくて,櫻川さんのページを見ていて気がついたところ。京大の一般教養の情報教育科目では,NTT コミュニケーションズのインターネット検定ドットコムマスターを取り入れているのか。もう少し探してみると2017年段階で試行中との論文が見つかった。

大学入試における商用検定の導入と並び,今後の動向が注目されるところ。大学教育の展開過程と見るのか解体過程と捉えるのか,評価がわかれるのかもしれない。

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