2024年8月28日水曜日

スーパーシミュレーター

今朝,起床の直前に見た夢の話。夢言語から日本語へ翻訳すると概ね次のようなことだった。もちろん,下記のテキストには生成AIは一切関与していない。

登場人物:自分,良く知らない学生さん
場所:学校の教室らしきところ

学生さんに,最近のAIのトレンドを聞いていたら,新しいアプリを紹介してくれた。今年の8月に入ってから登場したアプリらしい。そのデモ画面では,机上の大きなスクリーンに展開した,子ども向けの図鑑のようなアイコンやシンボルが配列されたものだ。それは世界のスーパーシミュレーターになっている。我々の世界の経済生産活動や政治社会活動や文化芸術活動の様々なデータが地図上の操作によって簡単に取り出すことができる。さらに,その場所における社会のパラメタを少し変化させると,これまでくっきりしていたアイコンがぼやけて全体のフォーカスが崩れるのだが,しばらくすると世界は新しい条件の下に実現する状態に遷移して世界全体のシミュレーションが続いていく。試してみたのは中国の東北部なのか日本の東北地方なのかははっきりしないが,あっという間に結果を得ることができた。自然現象のシミュレーションも可能であり,日本列島を西から東へと鳥の様々な種類が変化しながら覆っていく様子がみえた。石川県の辺りからは,ピンクの朱鷺だとおもわれる鳥のアイコンが拡がっていった(夢から覚めた後で日経朝刊をみると,26面に「能登でトキ放鳥へ 26年度にも 復興支援で本州初」という記事がみつかったけれど・・・)。この新しいアプリは一体なんというものなのか,生成AI(LLM)を背景で使っているのだろうと学生さんに尋ねたけれど,どうやらそうではないらしい。さらに,URLを教えてよとお願いすると,教えてくれたので,チョークで黒板に,ボールペンでノートに書き留めようとするが,自分の電卓が見当たらないのでうまくいかない。あちらこちら探し回るが電卓がみつからないのだ。それはとても困る。別の部屋に行くと関数電卓が何台か置いてあったが,どれも自分のものではない。仕方がないので,それらをまとめて持って元の部屋に帰ると,学生さんが,書類を持っていた。彼はどうやら自分の研究室に所属する予定の学生だったようだ。改めてこのスーパーシミュレーターアプリのURLを教えてもらおうとするが。自分の学生だから,まあ安心だ。いつかは必ず聞き出すことができるだろう。それにしても,AIの進化のスピードははやい。あっという間に,かなり精度が高くて有用な世界のシミュレータが皆の手元に存在する時代になってしまった。これからいったいどうなるのだろう。

P. S. そうそう,たぶん自分の大好きなダイアスパーがモデルですよね。



図:DALL-E3のこのイメージは自分のPOVとは異なっている


[2]都市と星(Manuke Station SF Review)

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