2024年7月10日水曜日

東京都知事選挙(6)

東京都知事選挙(5)からの続き 
Q(koshix):
以下に東京都知事選での得票数とSNSの登録者数のリストがあります。これらから,SNSが定量的にどのように得票数に影響するかを評価してください。なお,SNS以外には,マスコミの効果があり,上位4者は主要候補として設定され,公開討論会が報道されました。また,小池は現職都知事として最もマスコミの露出が高く,参議院議員の蓮舫や元安芸高田市長の石丸がこれに次ぎます。 
1.小池百合子(71)   291.8万 42.8% X 91.4万 YouTube 3760 
2.石丸伸二(41)    165.3万 24.3% X 56.2万 YouTube 30.6万
3.蓮舫(56)      128.3万 18.8% X 57.5万 YouTube 1.1万
4.田母神俊雄(75)    26.8万  3.9% X 39.9万 YouTube 1.5万
5.安野貴博(33)     15.5万  2.3%  X 9.2万 YouTube 1.3万
6.内海聡(49)      12.2万  1.8% X 21.7万 YouTube 13.1万
7.ひまそらあかね(41)  11.0万  1.6% X 31.1万 YouTube 20.9万
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             650.9万 95.5% 

A(Perplexity PRO):
東京都知事選における得票数とSNS登録者数の関係について、以下のように分析を行います。
データの概観
 提供されたデータを見ると、7名の候補者の得票数とSNS(TwitterとYouTube)の登録者数が示されています。
SNSと得票数の関係
 SNSの登録者数と得票数には、ある程度の相関関係が見られますが、完全な一致ではありません。
・小池百合子氏は最多得票(291.8万票)と最多SNS登録者数(Twitter 91.4万、YouTube 3760)を獲得しています。
・2位の石丸伸二氏と3位の蓮舫氏は、得票数とSNS登録者数でほぼ同等の順位となっています。
・しかし、4位以下では必ずしもSNS登録者数と得票数が一致していません。例えば、田母神俊雄氏は得票数で4位ですが、SNS登録者数では上位に位置しています。
SNS以外の影響要因
1.マスコミの露出:上位4候補は主要候補として公開討論会に参加し、メディア露出が多かったことが示唆されています。特に小池氏は現職知事として最も露出が高く、これが得票数に大きく影響した可能性があります。
2.知名度と政治的背景:小池氏(現職知事)、蓮舫氏(参議院議員)、石丸氏(市長)など、既存の政治的地位や知名度が高い候補者が上位を占めています。
3.政策や主張:各候補の政策や主張の内容、そしてそれらが有権者にどう受け入れられたかも重要な要因です。
定量的評価の限界
 提供されたデータだけでSNSの影響を正確に定量化することは困難です。以下の理由があります:
1.サンプル数が少ない(7名のみ)
2.SNS登録者数と実際の選挙での支持者数が必ずしも一致しない
3.他の要因(マスコミ露出、知名度など)の影響が大きい
結論
 SNSの登録者数は得票数と一定の相関関係を示していますが、それだけで選挙結果を説明することはできません。特に上位候補者においては、マスコミ露出や既存の知名度、政治的背景などが大きく影響していると考えられます。SNSは選挙戦略の一部として重要ですが、それ以外の要因も含めた総合的な選挙戦略が必要であることが示唆されます。

より正確な分析のためには、時系列データ、SNSの engagement rate、各候補者の政策への反応、マスコミ露出の定量的データなど、より多くの要因を考慮に入れた詳細な統計分析が必要でしょう。


PerplexityPROはWolfram Alphaを 呼び出してごそごそ計算していたけれど,結局意味のある結果は出てこなかった。安野,内海,暇空らは従来のマスコミにおけるプレゼンスがほとんどなかったけれど,10万票台の集票をしている。たぶん,この部分がSNSの効果を表現している項になる。

暇空は,顔も伏せてリアルな活動は全くしていない。内海は,ボランティアにより主要3候補についでビラ貼りがされていたと,アキノリ将軍未満のポスター掲載権を譲ってもらった外山恒一が証言している。安野は,チームにより正当で健全な街宣活動も行っていた。

田母神は,2014年の都知事選にも出馬して61万票を獲得しており,マスコミによって主要4候補扱いされたため,他の泡沫候補群の倍程度の得票となった。

これからすると,石丸の得票がSNS効果だということはできないという菅野完の説は妥当なような気がする。世に倦む日々でも指摘されていたが,明らかにマスコミによって,石丸がスポットライトを浴びるように設定されていたのである。

最も,そのマスコミ自身が,開票後の石丸のインタビュー映像のハラスメント仕草というかお子様論理展開というか最後の街頭演説における自己執着ぶりに驚いているようにも見える。しかし,広島一区を巡る次のステップ(清和会の戦略か)で,話はさらにややこしくなりながら継続していく。

安野貴博は,確かに新しい可能性を切り開いたと思うが,同時に危険性を含んでいる。そう,AIが諸刃の剣であるように,合理的な思考で組織された健全なチームは,人権に関する原則的な立場を持たない限り,社会にどのような影響を与えるかはわからない。

[1]石丸現象とは何か 石丸伸二氏「165万票」の中身を独自データで分析する(米重克洋)

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