2023年11月14日火曜日

宮腰

NHKの午後の列島ニュースでは,地方局からの話題が2局ずつペアで紹介されていく。

先日,青森局と金沢局のニュースがあって,後者は石川県立美術館国立工芸館の共催による「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」の入場者数がこのシリーズで過去最多だったといいうもの。

問題は,前者のほうだ。青森県中泊町の旧家で大正ステンドグラスが残る宮越家の美術品や書状などが展示されたという話題だ。同時に宮越家の離れと庭園の秋公開も行われている。宮越というのは金沢市金石(かないわ)の旧地名なので,そのルーツは金沢なのではないかと思って調べてみた。

自分が勘違いしていたのは,金石の旧称は宮越ではなく宮腰(みやのこし)だったこと。しかしルーツが石川県というのは正しかった。中泊町の宮越家の初代は江戸時代に加賀国江沼郡(石川県加賀市)の宮ノ越から移住して代々庄屋などをつとめていた。

なお,金沢の宮腰は,初代中村歌右衛門(1714-1791)の出身地でもある。


写真:宮越家の大正ステンドグラス(青森県観光情報サイトから引用)

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