2023年3月17日金曜日

対話型AIと教育(1)

ChatGPTと教育(2)からの続き

OpenAIのGPT-4にAI対話システムの教育利用に関わるシナリオについて聞いてみた。ChatGPT Plus($20/month)から使うことができるGPT-4だが,4時間ごとに100回のメッセージまでという制限条件がある。ユーザが増えたため,これが50回になったらしい。なお,GPT-4に聞いてみたところ,1回のメッセージというのはユーザとGPT-4の間の1往復の対話を指しているとのことだ。
Q:GPT-4を学校教育の場で利用することには賛否両論があると思います。教育利用のためには,GPT-4やそれを利用した学習アプリ=チューターアプリをいつでも自由に長時間使うことができなければならないと思います。しかし,GPT-4を利用するためめの費用が高額であれば,経済的な格差が教育格差に直結する危険性もあります。学校教員が仕事を奪われる側面もあって,導入への抵抗が在るかもしれません。このような状況やあなたが持っている情報をふまえ,どのような段階を追ってLLMなどに基づくAI対話システムが教育の場に浸透していくか,考え得るシナリオを提示してください。


A:教育の場でAI対話システムが浸透していくシナリオは、多くの要因が関与するため複雑ですが、以下に考え得る段階を示します。

1.認知度向上と技術検証:
まず、教育関係者や親御さん、学生などの認知度を向上させる必要があります。このために、GPT-4やAI対話システムの技術的優位性や教育に対する利点を広める活動が行われるでしょう。また、技術的な限界や倫理的な問題についても検証し、適切なガイドラインや法規制を策定する必要があります。

2.パイロットプロジェクト:
次に、一部の学校や教育機関でパイロットプロジェクトが実施されるでしょう。これにより、AI対話システムの効果や問題点を具体的に評価し、改善策を検討することができます。

3.費用の削減とアクセスの平等化:
教育格差を防ぐために、AI対話システムの費用を削減し、より多くの人々がアクセスできるようにする必要があります。政府や企業が資金提供を行い、無料または低価格での提供を促進することが重要です。

4.教員との協働:
教員がAI対話システムと協働することで、教育の質を向上させることができます。教員はAI対話システムの導入に抵抗感を持つかもしれませんが、教育効果の向上や業務の効率化が見込まれるため、徐々に受け入れられるようになるでしょう。

5.カリキュラムへの統合:
AI対話システムが効果的であると認識された後、徐々にカリキュラムに組み込まれるようになります。これにより、学習者はAI対話システムを通じて知識やスキルを習得することが一般化されます。

6.継続的な改善と評価:
最後に、継続的な改善と評価が行われます。AI対

続けて

話システムの性能は、時間とともに向上していくでしょう。そのため、教育関係者は継続的にシステムを評価し、改善点を見つけ出す必要があります。また、教育環境や学習者のニーズが変化することを考慮し、システムが適切に対応できるようにアップデートを行います。

7.社会全体への浸透:
最終的に、AI対話システムは教育界だけでなく、社会全体に浸透していくでしょう。企業や団体がAI対話システムを活用することで、職場でのスキル向上や研修プログラムの効率化が期待できます。

8.国際協力と共有:
異なる国や地域での成功事例や問題点が共有されることで、より効果的なAI対話システムの導入が促進されます。国際的な協力により、教育の質を向上させるための共通の目標や基準が策定されることも期待されます。

9.新たな教育手法の開発:
AI対話システムが普及することで、新たな教育手法やアプローチが生まれるでしょう。これにより、従来の教育方法に限界がある学習者や特別な支援が必要な学習者に対しても、適切な教育が提供されるようになります。

10.柔軟な教育環境の実現:
最後に、AI対話システムの普及により、より柔軟で個別化された教育環境が実現されます。学習者は自分に合ったペースで学習ができ、教育機会が平等に提供される社会が目指されるでしょう。

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