芥川龍之介が「蜘蛛の糸」を発表して百年。高二の秋の文化祭,クラスの仮装行列のテーマが 蜘蛛の糸だった。お釈迦様の極楽タワーの竹を近所から切り出し,地獄の焔と煙の絵を描いた。犍陀多に続いて蜘蛛の糸(登山部の赤いザイル)に群がる地獄の亡者だったころ。
纒向遺跡からの続き
纒向遺跡から箸墓古墳にむかって走り,箸墓を一周すると途中に北橋清月堂という小さな和菓子屋があって,「どさくさ餅 八・十四日」とあったので,毎月8日と14日に売り出される餅かと思って調べてみると,お盆の真っ只中の八月十四日にだけ作られて売り出される餅のことだった。
どさくさ餅は,奈良県に固有の盂蘭盆会のお供えのようだ。みかけはほぼ赤福であり,忙しいどさくさの時間でも作れるようになっているらしい。
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