2021年4月3日土曜日

若い力

 若い力作詞:佐伯孝夫、作曲:高田信一)は,1947年10月の第2回国民体育大会(石川県)の際に国民体育大会歌として作られた。金沢が非戦災都市だったので戦後すぐの石川県単独での国体開催となった。開会式は10月30日に金沢市営陸上競技場(金澤市運動場)で行われている。

この国体で,金沢市の小学校6年生男女 4000名による若い力の集団演技が披露された。その振り付けは,石川師範学校男子部付属小学校の稲場四郎と野町小学校の勝尾信子,文部省職員の3名で創作されたものである。それ以来,金沢市の小学校6年生は若い力の発祥の地である金沢市営競技場で開催される金沢市立小学校連合体育大会で,若い力の集団演技をするのが伝統となった。

というわけで,自分の小学生時代も若い力の演技をさんざん練習したのである。小学校の運動会の出し物にもなっていた。ここから記憶が曖昧になるのだけれど,泉野小学校の若い力運動会バージョンは六年生の男子児童のみが上半身裸で演技するということになっていた。ある日,その練習を体育館でやっていたのだけれど,女子は周りに座ってお喋りしているのである。その声がだんだん大きくなってきたので「静かにしろ」と切れて大声を出したのは私です。一瞬だけしずまったが,ほとんど効果はありませんでした。結局,この年の運動会は雨のため上半身裸の若い力の演技は中止になってしまったのだった。

[1]「若い力」と金沢(金沢文化スポーツコミッション)

[2]若い力〜金沢の伝統演技〜(かなざわスポーツねっと)


0 件のコメント:

コメントを投稿