2021年1月15日金曜日

都道府県人口当たりのCOVID-19(1)

新型コロナウイルス感染症の死亡数で,大阪府がトップに立っている。 各都道府県の人口で規格化すると1/14/2021現在では次のようになっている。

1 北海道 99(31.3%)
2 大阪府 81(27.5%)
3 沖縄県 59(21.6%)
4 兵庫県 54(28.8%)
5 東京都 51(23.1%)
6 石川県 46(29.2%)
7 愛知県 40(24.9%)
8 神奈川県37(25.1%)
9 埼玉県 35(26.4%)
10 京都府 30(28.9%)
(100万人あたりの死亡数累計,全国平均は 34,カッコ内は65歳以上人口の比率)

このうち北海道,沖縄県,石川県が緊急事態宣言の対象区域に入っていない。それにしても,北海道と大阪府は群を抜いている。ニュースでは高齢者がどうこうという言い訳がされていたが,単純な高齢化率は,他の都道府県と比べても重要な因子とは思われない。高齢者に対する医療福祉体制が大阪府では極端に劣っているというのであれば,大阪維新のこれまでの政策から納得できる。

ところで,感染数の人口比や死亡数/感染数をみるとまた違った見え方があらわれる(奈良県危ないじゃないですか・・・)
1 東京都 5793(0.88%)
2 沖縄県 4218(1.41%)
3 大阪府 4134(1.96%)
4 神奈川県3344(1.11%)
5 北海道 2894(3.41%)
6 愛知県 2707(1.50%)
7 埼玉県 2630(1.34%)
8 千葉県 2537(1.01%)
9 京都府 2494(1.21%)
10 福岡県 2418(1.10%)
11 兵庫県 2367(2.30%)
12 奈良県 1815(1.28%)
(100万人あたりの感染数累計,全国平均は 2439,カッコ内は死亡率/感染率,全国平均は
1.41%)

さらに謎のデータが。ある時点での死亡率/感染率=死亡数累計/感染数累計は,CFR(致命率)の近似値と考えてもよいかもしれないが,全国平均の数倍に達する地域がある。北海道や石川県は一時感染者が急増して混乱状態になっていたような気もするが,岩手県や福井県など,そもそも感染数が少ないところでこの値というのはどういうことなのだろうか。感染者が十分に補足できていないということなのかもしれない。

1 岩手県 5.57%
2 石川県 4.18%
3 北海道 3.41%
4 富山県 3.39%
5 徳島県 3.31%
6 福井県 2.92%
7 山形県 2.74%
8 兵庫県 2.30%
9 福島県 2.24%
10 大阪府 1.96%
(先のカッコ内と同様の死亡率/感染率=死亡数累計/感染数累計,全国平均は1.41%)

(情報:NHKまとめ 2021/1/15現在)・・・NHKのクレジット表示の指示がちょっといまいち。


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