2020年11月26日木曜日

日本国憲法の改正手続きに関する法律

 日本国憲法の改正手続きに関する法律の改正案の件だ。とりあえず,衆議院憲法審査会(今203国会での第3回)での採決はなさそうだとのことだったが,維新の馬場が強行採決動議を出し,幹事会での協議に持ち込まれて散会なのか。実質審議にも入ったということでまったく予断を許さない。

審議される改正案の議案と説明資料は,2018年7月の第196国会の衆議院憲法審査会に提出されている。議案そのものは,2016年の公職選挙法改正に伴う形式的な変更であるが,より本質的な問題である広告規制がまったくかからないまま,改正手続きが整ったという名目で,憲法改正プロセスが起動してしまう危険性が大きいため,野党(準与党の維新と国民民主党を除く)はブレーキをかけている。

大阪都構想で維新が使った広告費が4億円ということだから,100億も出して電通をフル稼働させれば,簡単に憲法改正が実現してしまう国なのだろう。

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